JTが紙巻たばこ「キャメル・クラフト」全18銘柄、加熱式たばこ「ウィズ」用カプセル全6銘柄の値上げを財務大臣に申請 「消費本数減少が予想される中で、品質やブランド価値を維持していくことは困難であることから」
日本たばこ産業(JT)が3日、紙巻たばこの「キャメル・クラフト」全18銘柄、加熱式たばこの一種インフューズドたばこ「ウィズ」用たばこカプセル全6銘柄を、2025年5月1日から値上げする認可申請を財務大臣に行なったと発表しました。
「キャメル」の新シリーズとして2022年の発売された「キャメル・クラフト」は、旨さ、香り引き立つすっきりとした口当たりの良さが特長で、品質にこだわりながらも購入しやすい商品として、これまでタール値やフレーバーなどのラインアップ拡張や、一部銘柄のデザイン改善など、満足の向上に努めてきたとのこと。
インフューズドたばこ用デバイス「ウィズ2」は、インフューズドテクノロジーにより「加熱待ち時間ゼロ」「たばこのにおいをほぼ感じない」「雑味のないフレーバー」を実現し、周囲に配慮しながらたばこを愉しむひとときを提供しているとしています。2023年9月の発売以来、「ウィズ」用たばこカプセルも、多様なニーズに応えて、これまで以上に満足できる商品の提供、サービスの向上を目指してきたとのことです。
このような中、国内たばこ消費本数は成人人口の減少や高齢化などの構造的要因、喫煙規制の強化などの影響により、減少傾向にあることに加えて、昨今の物価高騰によりたばこ原材料費が上昇しており、満足してもらえる品質やブランド価値の維持に要する1箱当たりのコストは上昇している状況としています。
今後も国内たばこ消費本数のさらなる減少が予想される中で、満足してもらえる品質やブランド価値を維持していくことは困難であることから、小売定価改定の認可申請を行なうことにしたとのことです。
なお、今回の申請で財務大臣の認可を受けられれば、5月1日から対象銘柄の小売定価改定が実施される予定です。同社では「お客様にはご負担をお願いすることとなりますが、これまで以上にご満足いただける品質とサービスの向上に努めてまいります」としています。