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“いやげもの”、9割がもらった経験アリ。9割超の人が相手に「いらない」と言えなかったことが判明

[2015/9/11 18:59]

 オンライン総合旅行サービス「DeNAトラベル」は、「もらって困ったお土産(いやげもの)」に関する調査結果を発表しました。調査対象は、「DeNAトラベル」のメルマガ会員665名。

 調査によると、“いやげもの”をもらったことが「ある」と回答した人は90.4%。多くの人が「いやげもの」を受け取った経験があることがわかります。

約9割の人が“いやげもの”の経験あり

 もらった“いやげもの”の種類は、1位が「食べ物・飲み物」、2位「人形・置物・飾り物」、3位「衣料品等」という順に。食べ物は邪魔にならないからとお土産に選ぶ人が多いと思われ、意外な結果です。

 「食べ物・飲み物」を上げた人の理由は、「不味い」「食べ方が分からない」など。珍しいからと日本人の口にあいそうにないものや、英語以外の言語で作り方説明がある袋めんなどは避けたほうが良さそうです。

 2位の「人形・置物・飾り物」は、「置き場所に困る」「趣味が合わない」「捨てづらい」という回答が多く寄せられました。

 3位の「衣料品等」については「地名の入ったTシャツ」や「民族衣装」など、なかなか着る機会のないものをもらった人が多いようです。

もらった“いやげもの”の種類

 また、もらった“いやげもの”の価格帯を聞くと、1位は「1,000円未満」49.6%、2位は「1,000円以上3,000円未満」32.6%、3位は「3,000円以上5,000円未満」10.0%という結果に。

 価格帯別に見ると、1,000円未満の“いやげもの”が半数を占め、安いお土産ほど“いやげもの”になり得る可能性が高いことがわかりました。とはいえ、1万円以上の“いやげもの”は全体の3.3%と少ないながらも存在します。

“いやげもの”の半数は1,000円未満の安いもの

「『いらない!』ということを誰かに伝えましたか?」という問いに対しては、 「誰にも伝えていない」が57.6%でトップ。「本人以外に伝えた」29.1%で、本人に言えなかった人は92.7%に上ります。

 もらっても嬉しくないという気持ちを「本人に伝えた」という人は7.2%と1割もいません。オフィスで配られるお菓子ていどなら断れますが、自分だけに買ってきてくれたものを断るにはたいへんな勇気がいるので、ふつうは断れませんよね。

本人に「いらない!」と言えた勇者は7.2%。お配り用のお菓子なら断れなくもないですが……

 おみやげを選ぶ時は「せっかくだから、その土地ならではのもの」と思いがちですが、もらう方はその土地に思い入れがあるわけではないので、普段からもらって嬉しいようなものを選ぶのが無難なようです。

 シルバーウィークに旅行に行かれる方は、「いやげもの」と言われてしまわないよう、「自分にとって思い出になるもの」と「相手がもらって嬉しいもの」を切り分けることを意識して選ばれると良いかもしれません。

DeNAトラベルのTwitterキャンペーンに寄せられた“いやげもの”の例
[工藤ひろえ]