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くまモンも応援! トマト畑ごと輸送する2tトラック「トマトラ」を熊本県が開発、究極の産直トマトを東京へお届け

[2015/10/7 15:19]

 10月10日(日)はトマトの日。熊本県は、10月7日(水)から10月10日(日)「トマトの日」にかけて、トマト畑搭載トラック「トマトラ」を熊本から東京まで走らせる日本縦断プロジェクトを実施すると発表しました。

 「トマトラ」は、新鮮なトマトを東京に届けるため、トマト畑をそのまま輸送することに特化して開発された2tトラック。7日に熊本を出発し、大阪、名古屋を経て10日に東京へ到着する予定です。

 出発を翌日に控えた6日には、最終施工が行われる中、くまモンが応援に駆けつけました。くまモンは、7日の熊本県庁での出発式にも登場予定。10日の東京の到着式にはくまモンも出席、くまモンがトマトラで運んできたトマトの苗を配布する予定です。

くまモンも苗の積み込みをお手伝い

 「トマトラ」は東京へ到着するまでの間も、道中で応援者との多くのふれあいを考えているそうです。福岡や大阪、東京では市街地を回ることも予定。

 トマトラが市街地のどこを回るのかや東京の到着式の場所詳細は発表されていませんが、トマトラの様子はTwitterで「トマトラ警備隊」が実況報告をしていますのでフォローしておくと、トマトラに出会えるかも。

ハウスの骨組みも、高速道路走行時の風圧に耐えられるようがっちり設計

 「トマトラ」の開発を手がけたのは、熊本県・うき協連に所属するトマト栽培37年の杉浦修一さん。県からの相談を受け、運送業者に相談して回ったものの、誰からも「そんなトラックは不可能だ」と言われたといいます。

 「エアサスペンションのついてる10t保冷車ならともかく、2t車で平道を走って、生きたトマトを1,200km運んだ例は全国初だと思います。熊本のトマトは、生産量日本一だけでなく、品質も味も日本一だと思うんです。それが全国の方に知られたら嬉しいので、運送、自動車、板金、農業資材などさまざまな業種のプロを集めて精一杯作りました」(杉浦さん)。

トマトは高温に弱いので、日光熱から守る反射シートを取り付けます
エアコンの送風口にダクトを取り付け、後部ハウスに送ります。人間は暑くても我慢
みずみずしいトマトには、もちろん水も必要
細部までこだわりが見られるデザイン
ナンバーも「1010」(トマト)
どこかで「トマトラ」を見かけたら手を振って応援してあげてください!
[工藤ひろえ]