こんな持ち方見たことある!? 聴診器の持ち方ランキングが発表~おしゃれな聴診器も「看護婦にもてるから(40代男性医師)」使ってみたい
2016年7月14日に新しい聴診器「U scope」を発売して話題のクラシコが、7月に20代から60代の医師402名を対象に「聴診器」に関するアンケートを実施し、聴診器の持ち方ランキングなどが公開されました。
医療法人社団フレシェア若宮診療所の松尾院長によれば、“聴診器の持ち方”には、自己流・亜流など様々な持ち方があり、実際の診察の現場で、どのような持ち方で聴診を行っているかを調査。
普段の聴診器の持ち方で、最も多くの回答が集まったのは、「A」のチェストピースの根元部分を持つ持ち方で、全体の45.3%を占めています。
松尾院長によると、「指をダイヤフラム部分へ接触させないことで、雑音を抑えるためかもしれません。また、持ち手の可動領域が確保できるからといったこともあるでしょう」とのこと。あまり見慣れない「H」のような持ち方を選ぶ医師も4.0%いました。なお、持ち方については、正式に名称がついているものがないそうです。
最も「利用度満足」が高いのは“5万円~7万円”の聴診器
所有聴診器における購入価格帯についての質問では、「1万円以上~3万円未満」と答えた医師が163名(40.5%)で最も多く、「3万円以上~5万円未満」が140名(34.8%)と続き、第4位の「5万円以上~7万円未満」に26.3ポイントの差がついています。
また、購入の決め手についての質問では、「音響性が優れていたから(よく聞こえる、音が減衰しにくい、など)」が26.8%と、ハード面の機能を重視する声が最も高く、「お気に入りのメーカーだったから」(25.5%)、「価格がお手頃だったから(安かったから)」(21.6%)といったソフト面が続きます。「とくに決め手はない、なんとなく」と回答した医師も18.0%と、4番目に多い結果になっています。
聴診器の購入価格帯を、利用満足度の順に並べると「5万円以上~7万円未満」の価格帯の聴診器を購入した医師の満足度が最も高く、その94.1%が、「満足している」ないしは「大変満足している」と回答。続いて、「3万円以上~5万円未満」(82.9%)、「1万円以上~3万円未満」(76.7%)となっています。
機能性に“オシャレさ”もあれば利用してみたい
現在使用している「聴診器」についての満足度は、「大変満足している」と「満足している」を合わせると71.4%となり、過半数以上の医師が現在使用している「聴診器」に満足しています。
満足度で「大変満足している」・「満足している」と回答した医師287名に、機能面や素材だけでなく、デザイン面(オシャレさ)にも気を配った「聴診器」があれば利用してみたいと思いますか?という質問に、おおよそ5人に2人(全体の40.7%、117名)の医師が、「ぜひ利用してみたい」ないしは「利用してみたい」と回答しています。
<「ぜひ利用してみたい・利用してみたい」と回答した理由>※一部抜粋
・長く使うものなので,愛着が湧くデザインであることも重要な要素であると考えます(40代男性医師)
・毎日持つものだからデザインも大事だと思う(50代男性医師)
・いつも使うものだから(60代男性医師)
・デザインに遊びがないので、機能性を兼ね備えたものがあるといい(50代女性医師)
・どれも特徴がないから、際だった特徴があれば使ってみたい(40代男性医師)
・なかなか選択肢がないから(40代男性医師)
・同じデザインだから(60代男性医師)
・デザイン性の高いものがないから(50代男性医師)
・仕事をする上でデザイン的にも満足できるものを使いたいから(50代男性医師)
・子供の診察によい(50代男性医師)
・小児医療で使ってみたい(50代男性医師)
・気分がいい(50代男性医師)
・使っていて、気分がよさそう(40代男性医師)
・患者受けが良い(30代男性医師)
・患者さんにウケそう(60代男性医師)
・パッと見にはわからないがよく見るとおしゃれというのを心の中で自慢したい(50代男性医師)
・看護婦にもてるから(40代男性医師)