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クロネコヤマト、リサイクル法の対象となる家電製品を回収する「クロネコ小型家電リサイクルサービス」開始

[2016/9/28 16:33]

 ヤマトホールディングス傘下のヤマトホームコンビニエンス株式会社(YHC)は 、小型家電リサイクル法の対象となる全ての家電製品を、YHCのサービス利用時に同時回収する「クロネコ小型家電リサイクルサービス」を10月3日(月)から提供開始します。

 YHCでは、引っ越しのほか、部屋のかたづけや模様替えのパック、家具・家電移動の単品サービスなどを提供しています。

 「クロネコ小型家電リサイクルサービス」は、YHCのサービスを利用する際に、合わせて小型家電リサイクル法の対象となる家電製品を回収するというもの。

 背景には、小型家電製品の再資源化を促進するために「使用済み小型家電機器等の再資源化の促進に関する法律 (小型家電リサイクル法)」 が施行されたものの、施行から3年経った現在も当初目標に達していないなど、回収が進まない現状があるとのこと。

 こうした背景を踏まえて、YHCはスズトクホールディングス株式会社と大栄県境株式会社と連携。YHCが提供する家族引越、快適生活サポートサービス、らくらく家財宅急便eコマース・トータルサポートサービスなどの利用時に、あわせて対象商品を回収するサー ビスを開発しました。

 YHCのサービスを頼み、作業担当者が依頼者宅に訪問した際に、小型家電製品を収集、最寄りの拠点まで運搬し、集約拠点での商品確認、資源化施設への引渡しまでが行われます。

 資源化については、事業連携を図るスズトクホールディングス株式会社と大栄環境株式会社が適正に処理を行うとのこと。

 利用のメリットとしては、玄関先に運ぶ必要がないことや、引っ越しの際に引き取り業者を別途頼む必要がない点があげられます。

 サービス提供エリアは全国ですが、スタート時点では北海道、青森県、秋田県、岩手県、山口県、山形県、福島県、茨城県、島根県の一部、島しょ部はサービス対象外エリアとなっています。サービス提供エリアについては順次拡大予定とのこと。

運賃+リサイクル料の全国一律料金(商材は一例)

 回収費用は以下の通り、単位は、1個単位、もしくは1箱単位となります。

1,000円:携帯電話・デジカメ・カーナビ・DVD・ ゲーム機など(ダンボール1箱あたり)

2,000円:チューナー・ ステレオ・ プリンター・ トースター・ ドライヤー・ リモコンなど(1個あたり)

2,900円:電子レンジ・扇風機・小型掃除機・換気扇・空気清浄機など(1個あたり)

4,000円:小型マッサージチェア、大型掃除機、芝刈り機、電子キーボードなど(1個あたり)

6,000円:大型マッサージチェア、ランニングマシーンなど(1個あたり)

[工藤ひろえ]