バス運転手が運転中にポケモンGO。動画投稿で発覚し、両備が認めて謝罪～運転席への携帯電話持込み禁止などの再発防止策

　岡山県を中心にバス、タクシー事業を展開する両備ホールディングスの両備バス関西カンパニーで、運転手がバスの運転中にスマートフォンでゲームをしているように見える動画が、YouTubeに10月10日に公開された問題で、11月5日に同社が事実関係を認め、謝罪と今後の対応について発表しました。

　同社では、2016年10月31日に、バスの運転中にスマートフォンを操作している様子を撮影した動画がアップロードされていると問い合わせがあり、問題を把握したとのこと。2016年10月10日付で指摘どおりの動画がアップロードされていることを確認。

　直ちに社内調査を開始し、両備バス関西カンパニーの関係社員全員にヒアリングを行なったことろ、結果的に3日間を要して、動画に映っていた運転者が特定できたとのこと。

　当該運転者からのヒアリングで、回送中のバス運転中にスマートフォンの操作を行なったことが事実であることが確認できたものの、撮影者及び動画投稿者の特定はできなかったとしています。

　今後の再発防止策については、今まで運転席での携帯電話の使用のみ禁止だったのを、運転席への携帯電話の持込および、使用を禁止に。また、運転者以外の社員（交代運転者を含む）が乗車する際には、運転者が運転席への携帯電話の持込をしていないことを確認。ドライブレコーダーを用いた携帯電話の持込および、使用についての定期確認の頻度を増やすとしています。

　なお、同グループでは、「安全を最優先とする」をテーマに教育並びに日々の点呼において、運転中の携帯電話使用禁止に取り組んできたが徹底することができなかったとし、「このような事態を招いてしまったことを全社員一同深く反省しております」としています。