ライフ

アドビが88歳のカメラマン西本喜美子さんを年賀状アートディレクターに起用。新作レイヤー素材を無料公開!

[2016/11/15 15:59]

 PhotoshopやIllustratorで有名なアドビ システムズが、88歳のおばあちゃんカメラマンとして、自身をモデルにした作品で話題の西本喜美子さんを、2017年賀状フォーマットのアートディレクターに起用したことを発表しました。

西本喜美子さん

 アドビは今回の起用に伴い、画像編集ソフト「Photoshop」と写真現像ソフト「Lightroom」をセットにした「Adobe Creative Cloud フォトプラン」と連動した特設サイトをオープン。「西本喜美子さんプロデュース 年賀状キャンペーン」を、2016年11月14日(月~2017年1月13日(金)まで実施しています。

 西本喜美子さんによる酉年をテーマに作成した、新作「許して~」と「いっしょに遊ぼ」を含む全6作品の「年賀状フォーマット」(レイヤー素材)が無償提供されるほか、「Adobe Creative Cloud フォトプラン」を使って、来年の干支・酉年の年賀状を作成する方法が紹介されています。

 1928年5月22日生れの西本喜美子さんはPhotoshop歴は14年、好きな機能はレイヤー効果/切り抜き/フィルター。

 72歳のときに写真講座「遊美塾」で初めてカメラを触り、74歳のときにMac講座にも参加。足腰が弱いため、自宅内で写真撮影やデジタルアート制作に没頭、82歳のときに初の個展「西本喜美子 写真&デジタルアート展」を開催し、遊美塾の宿題用に提出した自撮り写真がSNSで大きな話題となり、88歳のときにフォトエッセー集「ひとりじゃなかよ」が出版されています。

西本さんインタビュー

「西本喜美子さんプロデュース 年賀状キャンペーン」メイキング&インタビュー

・写真をはじめたきっかけは?何歳から?写真は楽しいですか?

西本さん:友達から誘われて、72歳から写真をはじめました。

・毎年、年賀状のために写真を撮っていますか?

西本さん:はい。毎年、撮ってますね。わたしはどっちかというと、おもしろい写真を撮りたいんですよね。やっぱりみなさんに楽しんでいただきたいからですかね。いろんなお言葉をいただけるから。話していただけるし。

・今回の年賀状の見どころを教えてください。

西本さん:鳥がたくさん飛んできたので、怖がってる私の表情がポイントです。

・80代最後となる2017年の抱負はありますか?

西本さん:来年も再来年もですね今の写真は続けていきたいと思いますので、いろんなものに挑戦していきたいですね。いろんなものがありますので。

・ますます面白い写真をこれからも期待していいですか?

西本さん:そうですね。がんばります(笑)うふふふふ。

[古川 敦]