「社長の独断」多すぎ!? 「人事評価と給与は連動している」と考える経営者は7割、従業員は8割以上が「連動していない・わからない」~中小企業の人事評価に関する調査
人事評価のクラウドサービス事業を手がける株式会社あしたのチームは、評価と給与に関するインターネット調査を実施。調査では、会社経営者・人事担当者・従業員の間で人事評価について大きな意識の隔たりがあることがわかりました。
調査は従業員300名未満の中小企業が対象。有効回答数は会社経営者 400人、人事担当者 400人、従業員 400人の計1,200人。
「人事評価と給与は連動している」と考える経営者は7割、従業員は2割弱
調査では、会社経営者の7割以上、人事担当者の半数以上が「連動している」という回答を寄せている一方で、「連動している」と考える従業員は2割未満。従業員の8割以上が「連動していない」・「わからない」と回答。
人事評価と給与の連動について「会社経営者・人事担当者」と「従業員」の間に大きな認識の差があることがわかります。
「連動していない」「わからない」と回答した人にその理由を自由回答でたずねたところ、「年功序列だから」や「固定給だから」といった回答が目立つ結果となりました。
それぞれ、以下のような理由が上がっています。中には、「ここ数年、給与が上がったことがない」といった生々しい回答も。
【「連動していない」の回答理由】
・固定給だから(20代)
・頑張っても給料が安いから(20代)
・昇給がないから(30代)
・年功序列だから(30代)
・上司が評価していても経営者が評価を下げるから(30代)
・社長がすべて決めるから(40代)
・評価がわからないから(40代)
・能力が正当に評価されていない(50代)
【「わからない」の回答理由】
・ある程度、年功序列だから(30代)
・明確な線引きがなされているように感じないから(40代)
・評価に関わらず、給料の差がみられるから(40代)
・人事評価点は当人にも全く知らされず、目標の具体性がわからないから(40代)
・評価内容が不透明であり、また仕事の成果に関わらず賃金がほぼ一定だから(40代)
・評価基準がよくわからないから(50代)
・ここ数年、給与が上がったことがない(50代)
・経営者の気まぐれだから(50代)