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2017年赤ちゃんの名づけトレンド発表! 男の子は「颯」くん、女の子は「紬」ちゃんが1位に~今年は男女とも“ひと文字”名前が増加、昨年の約2倍に。女の子では「咲花」ちゃんが急上昇

[2017/11/15 19:42]

 株式会社リクスタは、「2017年赤ちゃん名づけ男女年間トレンドベスト30」を発表しました。

 ベスト30は、リクスタが運営する「無料 赤ちゃん名づけ」アプリと「赤ちゃん名づけ実績No.1/無料 赤ちゃん名づけ」サイトの2016年11月1日から2017年10月31日までのデータを集計して算出。

 男の子では「颯(はやて)」くん、女の子では「紬(つむぎ)」ちゃんが1位になりました。

 全体に、ここ数年は一時の“キラキラネーム”人気が一段落。難読な名前は多いものの、名前として不自然な字並びの名前は少なくなっています。

 以下では、ベスト15までの男女の名前をご紹介します。「赤ちゃん名づけ実績No.1/無料 赤ちゃん名づけ」サイトでは、30位までのランキングを見ることができます。

男の子の第1位は「颯(はやて)」くん! 新たに「主税(ちから)」くんがTOP10にランクイン

 今回、男の子の名前で第1位に輝いたのは「颯(はやて)」くん。Da-iCE の「和田颯(わだ はやて)」さんなど、同じ漢字を使用した名前の有名人もいる名前です。

 名づけのメッセージでは、「かっこよく、たくましく」「風が吹く」といったメッセージがみられ、“颯爽としたイメージ”が人気につながっていて、昨年の5位からトップに躍り出ました。

 第2位は「凛空(りく)」くんで、昨年の圏外55位から急上昇。「凛」という文字は女の子で昨今人気の文字で、中間的イメージをもたせつつ、「りく」と男の子らしい響きをもたせた点が、人気を集めた理由かもしれないとのこと。

 第3位は「陽翔(はると)」くん。昨年7位で、近年人気の名前です。

 一方、昨年1位の「陽(よう)」くんは13位、2位の「駿(しゅん)」くんは15位にランクダウンしました。

 15位までのランキングでは、新しい名前が2件ランクイン。10位の「主税(ちから)」くんは、赤穂浪士の大石内蔵助の息子「大石主税(良金)」の通称として有名。官職名であり伝統的な名前で、集計したリクスタでは、昨今の「赤ちゃん名づけ」傾向に新たな流れが感じられるとコメントしています。


女の子の1位は「紬(つむぎ)」ちゃん。「咲花(えみか)」ちゃんも急上昇!

 女の子の名前で第1位に輝いたのは「紬(つむぎ)」ちゃん。昨年から急上昇中の名前で「2016~2017年女の子の名前ランキングベスト30」で、5位に初登場しました。名づけの理由として、「幸せな人間関係をつむいでほしい」というメッセージが寄せられています。

 第2位は、上半期トレンドで1位だった、「心桜(こころ)」ちゃん。「桜のようにみんなから愛される優しい子に」といった名づけの声がみられます。

 第3位は、圏外から初ランクインの「咲花(えみか)」ちゃん。「咲く花のように周りを幸せな気持ちにしてくれる」「咲く花のように幸せを呼び、自分も努力して開花する子どもになってほしい」といった親からのメッセージがみられました。

 EXILE のTAKAHIROさんと結婚した女優・武井咲(たけいえみ)さんが「咲」を「えみ」と読ませますが、「使用したい文字」が先にあり、さらに、「呼びたい響き」を組み合わせるという、近年の「赤ちゃん名づけトレンド」を代表する名前でもあるとのこと。

男女とも、ひと文字の名前が人気上昇中

 2017年の特筆すべきトレンドとして、ひと文字の名前の増加が挙げられています。2016年は男女あわせて7件だったひと文字名前が、2017年は約2倍の11件に。男の子では、1位「颯(はやて)」くん、4位「鳳(おう)」くん、7位「瑛(あきら)」くんなど。女の子でも、1位「紬(つむぎ)」ちゃん、7位「澪(みお)」ちゃん、9位「凛(りん)」ちゃん、10位「凜(りん)」ちゃんが10位以内にランクイン。

 もうひとつの傾向としては、男の子の名前は新たなランクインは2件と大きな変動がなかったのに対して、女の子に関しては8件と半数以上が新しくランクインした名前となっている点が挙げられています。

 リクスタによると、女の子の名前は可愛い響きや文字を追求するため、入れ替わりが激しい傾向があるとのこと。それも、“可愛い”イメージの変化などに合わせて、わが子の幸せを願ってみんなに愛されるよい名前を、と思う親心の表れかもしれません。

[工藤ひろえ]