大谷選手、スタメン落ちがメジャーリーグ公式ニュースになる～Twitterでは大谷選手が出場しないことを意味する造語「NOHTANI／NOTANI」が新登場
スポーツ界でも、女子レスリングのパワハラ騒動、大相撲の暴力事件、サッカー日本代表チームハリル監督の突然の解任騒動など殺伐としたニュースが続くなか、燦然と輝く明るいニュースを連日もたらしてくれている大谷翔平選手。
メジャーリーグデビューから打者としてはDHで3試合に出場、打率.462、本塁打3本、7打点の成績。投手としては、2試合13回を投げて2勝。防御率は2.08、奪三振18と素晴らしい成績をおさめ、ア・リーグの週間最優秀選手に選ばれました。
4月10日（現地時間）は、敵地での対テキサス・レンジャーズ戦で打者としての登場が期待されていましたが、大谷はスタメン落ち。新人がスタメン落ちしたことがメジャーリーグ公式サイト（MLB.com）でニュースになるなど、米国でもすでにニュースバリューは大スター並みです。
Twitterでは新たに、大谷選手がスタメンに入っていないことを示す「NOHTANI」「NOTANI」という造語も登場しました。
MLB公式の記事によると、エンゼルス・ソーシア監督は、「（大谷だけでなく）左打者のカルホーン選手もスタメンから外した。大谷はDHとして近くカンザスシティで登場することになるだろう」と語ったとのこと。4月10日（現地時間）の試合ではテキサス・レンジャーズは左のペレズ投手が先発することで外した可能性もあるようです。
日本の野球ファンからは、大谷がDH出場し続けることでこれまでDHに入っていた選手にシーズン後半で疲れや故障が出るのではという指摘もあがっていました。チーム全体のことを考えての策という可能性もあるかもしれません。
米国でも、「大谷は2年待てば巨額の富が手にできたのに、わずかな契約金と年俸で契約した」といったツイートがしばしば見られ、プロとしては当然なのですがごひいきチームの選手が高い年俸で金満チームに移籍してしまい嘆くことが多い米国の野球ファンにはさわやかな印象を与えているよう。
フィーバーは日本だけではなく、米経済誌フォーブスまでが「A Star is Born」と有名な米国映画と同じタイトルで大谷選手の経済効果を絶賛する記事を掲載。アジア系住民の多い西海岸で大きな経済効果が期待できるとしています。
実際、Twitterで米国のスポーツカードを販売するショップのツイートを見ると、大谷選手のサイン入り野球カードが4,400ドル（約47万円）という価格で販売されているなど、大きな経済価値を生み出しているようです。