Yahoo! JAPANが「全国統一防災模試」結果速報、都府県別ランキング発表! 1位は宮城県~東北や熊本など被災地で防災意識が高いことがあきらかに
Yahoo! JAPANは、スマホアプリ「Yahoo! JAPAN」内で、防災に必要な知識や能力を問う「全国統一防災模試」を3月1日(木)から31日(土)までの期間限定で実施。64万9,968名が参加したこの模試の結果を速報として発表しました。
模試参加率のトップ5は、「宮城県」「東京都」「神奈川県」「千葉県」「熊本県」の順。
平均点・偏差値のトップ5は、「宮城県」「高知県」「福島県」「熊本県」「岩手県」の順となりました。
模試の結果から、首都圏や被災地、南海トラフ地震の被害が想定される地域の意識が高いことがわかります。また、平均点からは実際に被災した地域が高い平均点を出しています。
年代別平均点では、10代の平均点が高い一方で、高齢者は低い傾向。模試は全25問で制限時間はありませんが、災害時にはとっさの判断力が問われるため、解答スピードが点数に反映する仕組み。この点が、高齢者の得点に影響しているかもしれません。
また、模試では、「避難場所」「災害時帰宅支援ステーションとなり得る場所」「災害用伝言ダイヤル」といった、発災直後の次の行動の正答率が低い傾向が見られました。
Yahoo!JAPANは、結果データの一部を特設サイトで公開しています。また今後、今回得られた膨大なデータの分析を進め、国や都道府県などの団体に提供して、さらなる防災意識向上に役立てるよう取り組んでいくとのことです。
参加者属性
参加者の属性を見ると、年代ごとでは40代が最多。性別ごとでは女性の方が男性よりも多く参加しています。
性別・年代別平均点
年代別平均点では10代の平均点が高い一方で、高齢者は低い傾向が見られました。
都道府県別参加者人口比率、平均点・偏差値トップ10
首都圏、被災地、南海トラフ地震の被害が想定される地域では、参加率、平均点・偏差値ともに高く、意識の高さがうかがえます。中でも宮城県はすべてのランキングでトップとなりました。
正答率の低かった問題は?
「避難場所」「災害時帰宅支援ステーションとなり得る場所」「災害用伝言ダイヤル」といった、発災直後の次の行動の正答率が低い傾向が見られました。
正答率が50%を切った設問は以下の通り。自分はぱっと答えられそうかチェックして、回答できなかったことは調べておくと万一の時に役にたちそうです。
<正答率50%以下だった設問>
・災害の危機から一時的に逃れる場合、適切な「避難場所」をすべて選びなさい。
・現在地から最も近い避難場所へ向かいたい。どこへ行きますか?
・家族の安否を知るため、災害用伝言ダイヤルの番号に電話をかけなさい。
・帰宅困難になったとき、災害時帰宅支援ステーションとなりうる場所をすべて選びなさい。
・倒れている人を発見。正しいスピードで心臓マッサージをしなさい。
・お札が破れていた。半額でも引き換えてもらえるのは、どのくらい残っていた時?
・「地震保険」で保証される金額の限度額は?