会社の飲み会に関する調査、望ましい会費は一般社員2,636円、部長以上16,186円! 役職者には多く払ってほしいと考える人が多い一方で、実際に払った金額は一般社員と部長以上では大差ないという結果に
株式会社pring(プリン)が運営する「pringのお金会議」では、全国の会社員男女1,200人を対象に会社の飲み会の会費に関する調査を実施、結果を発表しました。
調査は、全国の社会人になってから会社の飲み会に参加した経験がある男女を対象に実施。1,200名の内訳は、20代~50代まで、各年代別の男女各150名となっています。
飲み会幹事が払って欲しい会費は、部長以上は16,186円、一般社員は2,636円
調査では、幹事になったら会社の飲み会の会費をいくらに設定するか、役職別に質問。一般社員が考える妥当な会費は、部長以上なら15,134円、一般社員は2,580円となりました。
また、自らが部長以上の人は、部長以上には18,260円、一般社員は2,685円を設定するという回答しています。
一般社員は部長以上に約6倍の負担を求め、部長以上はそれ以上を負担してもよいと考えているようです。
実際に会社の飲み会で払った平均額は、部長以上は「4,309円」一般社員は「3,779円」
全体平均で部長以上は15,000円以上負担してほしい、一般社員は2,500円強の負担でよい、と一般社員も部長以上も考えていることがわかりました。
ところが、実際に払っている会費の平均額を聞いてみたところ、部長以上は平均4,309円、一般社員は平均3,779円と、役職による差は小さいことがわかりました。
一般社員が幹事を務めることが多いので、役職者の会費を高くしにくいのが実情かもしれませんが、もう少し役職者には多く求めても良さそうです。
上司との飲み会は約6割が「参加したくない」。でも、上司の“おごり”なら?
上司がいる飲み会に参加したいかどうかを聞いたところ、上司がいる「割り勘」の飲み会は全体で58%が「参加したくない」と回答。
「割り勘」の場合は男女差が大きく、男性は付き合いを大切にするためか、全年代を通して約半数が「割り勘」でも参加したいという結果に。一方、女性に限ると、上司のいる「割り勘」の飲み会に参加したい人は32%と少数派です。
上司との飲み会が「おごり」だった場合はどうでしょうか。「参加したくない」割合は、全体だと27ポイントも改善して31%に。とくに女性では、割り勘でも参加したい人は32%だったところ、おごりなら69%が「参加したい」に増加。会社の飲み会では飲食は控えめにする女性も多いので、たくさん飲み食いする男性と割り勘ではちょっと損している感じを持ってしまうのかもしれません。
上司が部下を飲み会に誘うなら、「おごるよ!」と誘えば歓迎されそうです。
約3割が会社の飲み会の支払いに不満あり! 「支払わないで帰る」「誰が払っていないのかわからない」
幹事を担当することになった場合に悩むのが会費の回収です。
今までに経験した飲み会での支払いトラブルを聞いたところ、「支払わないで帰ってしまう人がいた」「おつりの用意が大変だった」「だれが支払ったのかわからなくなってしまった」など様々な回答が集まりました。
会社の飲み会での支払いに関して不満を感じている人は3割以上。歓送迎会など日時や会費が先に決まっている場合は、できるだけ事前に集めてしまうのがベストですが、当日の流れで飲みに行くことになったような場合は事前徴収も難しいところ。
飲まない人から会計を安くしてほしいといった要望が出ることもあるので、部署などでローカルルールを決めておくと会計担当の悩みが減るかもしれません。