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Twitterで拡散している「レスキュー隊のような服を着た泥棒集団が被災地に」はデマ、広島県警がデマ情報に注意喚起

[2018/7/10 12:36]

 広島県警は7月9日付けで、「デマ情報に惑わされないで!」と注意を喚起しました。

 デマツイートは、「真備町にレスキュー隊の服をきた泥棒が多数来ている模様です。会社等に入り色々物色しているとの連絡あり!」といった内容。広島県内在住と思われる複数ユーザーが発信していることから、いたずら目的ではなく、知人などから聞いた情報を善意で拡散したものと思われます。

 車の車種やナンバーまで書いているツイートもありますが、広島県警は「そのような事実は把握していない」と「レスキュー隊のような服を着た窃盗集団」の噂を否定しています。

 被災地では不安な気持ちからデマが広がりやすくなります。デマ拡散に手を貸してしまわないために、SNSなどでこうした情報を見かけた時は、ソースを確認するようにしたいところです。

 警察や自治体の発信する地域犯罪情報などをメールやSNSで入手するのがおすすめです。

 なお、広島県内で広がっている「レスキュー隊のような服を着た窃盗集団」はデマとわかりましたが、被災地では、「被害の見舞金が出る」などとして、高齢者に銀行ATMから振込操作をさせようとする詐欺被害がありがちです。家族に高齢者がいる場合は、こうした詐欺被害に注意が必要。また、家の修繕なども業者を装った詐欺被害が起こりがちなので、代金をすべて前払いで急がせるような業者には注意する必要があります。

[工藤ひろえ]