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マヨを最後まで使えるスルッと流れ落ちる新容器! 13年ぶりの容器大改良「キユーピーハーフ」が165万本限定発売~「スルッとボトル」で付着を低減、わずかなロスも削減

[2018/10/30 12:17]

 キユーピーは、東洋製罐グループと共同で、中身が流れ落ちやすい「スルッとボトル」を新たに開発。この容器入りの「キユーピーハーフ」(300g容量のみ)を、2018年11月1日(木)から165万本限定で全国発売されます。参考小売価格は279円(税込302円)。新容器の採用により、使いやすさを向上させるとともに、食品ロス削減にも貢献するとしています。

パッケージ上部の「中身がスルッとボトル」が目印

 新容器「スルッとボトル」は、容器の内側にキユーピーハーフの原料と同じ植物油でごく薄い膜を作ることで、中身が自然にゆっくりと流れ落ちるようになっています。繰り返し使用しても効果が持続するため、最後まで使いやすいとしています。

 「キユーピーハーフ」(300g容量)に「スルッとボトル」を採用することで、使い終わりの容器への付着残りを約60%減らすことができるとのこと(同社調べ)。なお、「キユーピーハーフ 300g <数量限定 スルッとボトル>」のWebサイトでは、「スルッとボトル」の中身が流れ落ちる様子が動画で紹介されています。

中身が流れ落ちるイメージ

 これまでキユーピーのお客様相談室には、マヨネーズの容器について「中身が容器の内面に残って気になる」「なかなか落ちてこない」という声が多く寄せられてきたとのこと。その中には、「中身がもったいない」とはさみで容器を切って使うという人もいて、より使いやすい容器の開発を進める中で、中身と容器内面の相性に着目。

 中身の容器への付着を低減するため、油を表面に吹き付けることで滑りやすくしており、特に油分の少ないカロリーオフのマヨネーズタイプ調味料で流れ落ちる効果が大きいことから、「キユーピーハーフ」での数量限定販売に踏み切ったとしています。

スルッとボトル

 1991年に発売したキユーピーハーフは、味の改良とともにおいしさを長持ちさせる容器や製法の改良に取り組んできており、2005年に内容物の酸化を防ぐ酸素吸収ボトルを採用して以来、容器の大きな改良は13年ぶりとのこと。なお、通常商品と参考小売価格・賞味期間の変更はありません。

【「キユーピーハーフ」主な改良の歴史】
1991年 キユーピーハーフを発売
1998年 充填後、ボトル口部に残った空気を窒素置換し、保存性向上
2002年 星型と細口の「ダブルキャップ」を採用
2005年 酸素吸収層を含む多層容器「酸素吸収ボトル」を採用し、賞味期間を7カ月から10カ月に延長
2016年 配合を変更し、品位が向上。賞味期間を10カ月から12カ月に延長
2018年 数量限定で300g容量に「スルッとボトル」を採用

[古川 敦]