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1日70円で傘をレンタル! “日本初”の傘シェアリング「アイカサ」が渋谷で12月スタート~月額上限420円で借り放題。スマホで傘のロックを解錠

[2018/11/2 16:29]

 Nature Innovation Groupが、2018年12月1週目より、渋谷を中心とした都心部の駅近くの店舗やオフィスビルなどの遊休スペースに、傘のシェアリングスポット(アイカサスポット)を配置した、日本初という”傘”シェアリングサービス「アイカサ」を、アイカサスポット40~50カ所、傘1,000本で開始します。

 料金は、都度利用は70円/日で24時間以内なら、違う傘であっても何度も同一料金内でのレンタル利用が可能。また、1カ月課金上限は420円で、1カ月の間なら6日以上使っても420円上限に課金がストップする、従量課金上限制が採用されています。

 「アイカサ」は、盗難防止機能付きの特殊傘にIoTを組み合わせ、街中に複数箇所配置された傘をどこでもレンタル出来て、好きな場所で返せる仕組みを実現。「雨の日は傘を持ち歩かないといけない」という常識を根本から覆すシェアリングサービスとしています。

 使用される傘は、グラスファイバー仕様の特注製で丈夫で壊れにくいとのこと。また、今回製造の傘には、日本気象協会の天気予報専門メディア「tenki.jp」の広告が掲載されています。

 アイカサ利用者は、突破的な雨天時にビニール傘をわざわざ購入する必要が無くなり、雨が上がり必要性がなくなった際には最寄りの傘スポットに傘を返却して手荷物を減らすことが出来ます。アイカサ提携店は遊休スペースの活用ができ、自店への誘導やPR促進、そしてアイカサ利用料の一部をレベニューシェアとして受け取ることができるとのこと。

 同社では「働いている方、学生、遊びに来た方、日本に来た観光客、多くの方が駅や街中で傘をいつでもどこでも借りれる、急な雨でも快適に気持ちよく過ごせる、そんな、社会にも地球にも優しい雨の日のインフラを皆さんと一緒に創っていきたい」としています。

使い方4ステップ

ステップ1:アイカサスポットをLINE@アカウントから検索
  LINEで友達追加後、エリア情報からユーザーに合わせたアイカサスポットを探します

ステップ2:アイカサスポットに設置されている傘のQRコードをスキャン
  傘一本づつに付与されている個別のQRコードを読み込むと、アカウント内で解錠の為のパスワードが表示されます。その数字を傘のダイヤルロックに合わせて解錠し利用開始

ステップ3:1日中アイカサが使い放題
  利用開始から24時間以内であれば、違う傘であっても何度でもレンタルが可能。

ステップ4:返却用QRコードをスキャンして利用終了
  アイカサスポットに傘を返却するとともに、傘立てにある返却用QRコードをスキャンして返却処理が完了

 アイカサは、LINEからアイカサのアカウントと友だちになるだけで登録が可能。日本で初めてLINE@アカウント内のプログラムで傘が借りられる設計を採用しとのこと。

丸川照司(マルカワショウジ)代表取締役プロフィール

写真左が丸川照司代表取締役

 台湾と日本のハーフで4割ほどシンガポールなど東南アジアで育ち中国語と英語を話せる。18歳の時にソーシャルビジネスに興味を持ち、社会の為になるビジネスをしたいと志す。19歳の時に子ども目線の反抗期カウンセラー、20歳に株式会社ノジマでセールストップ10、その後マレーシアの大学へ留学。在学中に中国のシェア経済に魅了され、私自身が最も欲していた傘のシェアリングサービスを大学を中退して始める。現アイカサ代表、夢は財団を作ること。

丸川照司代表がアイカサに掛ける想い

 家に傘があるのに雨が降った時に傘がない。仕方なく2度と使わないであろう傘を買う。しかも、結果的に処分され、ゴミになる。私たちは、ただ「濡れない体験」を買っているのであって、ゴミになってしまう傘を買うこと自体はだれも望んでいない。

 傘がシェアされれば、いつどもどこでも傘が安く気持ちよく使え、しかも環境にもいい。ここにモチベーションを感じ、アイカサを始めました。

 東京オリンピック・パラリンピック開催の2020年には、東京を始めとした全国での傘流通数30,000本、「傘の要らない日本都市」の実現を目指し、多国語対応も順次リリース予定。行政との連携を図りながら、日本をより盛り上げるべく、観光地での和傘モデルの傘シェアなども展開していくとしています。

[古川 敦]