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電柱に付ければ設置場所も電源も解決! 全国初の「電柱吊宅配ロッカー」を関電が試行
[2018/11/5 20:31]
関西電力(関西電力)、フルタイムシステム、日本ネットワークサポートの3社が1日、「電柱吊宅配ロッカーサービス」の試行を2018年11月1日~2019年3月15日まで実施すると発表しました。電柱を宅配ロッカーの設置箇所として活用することは、全国で初めての取組みとのこと。
現在、普及が進むマンション向け宅配ロッカーは、設置場所や電源確保などの課題があり、既存のマンションなどにはなかなか導入が難しい状況です。しかし、電柱を設置場所とすることでそれらの課題が解決でき、近年、急速に増加している宅配物の再配達を低減させることに繋がるとしています。
今回の試行実施は、関西電力がオープンイノベーションの取組みとして2016年11月から12月にかけて開催した、電柱を活用したビジネスアイデアコンテスト「Dentune(デンチューン)!! -電柱の新たな未来-」で創出されたアイデアを参考に事業化を目指しているとのこと。
今回の試行内容は、関西電力が主宰となり、フルタイムシステム、日本ネットワークサポートと連携し、京都府精華町、ヤマト運輸、佐川急便、日本郵便の協力の下で行ない、京都府精華町内の3カ所のマンションで、敷地内および敷地隣接歩道上に設置されている電柱に、フルタイムシステムが電柱吊専用に開発した宅配ロッカーを日本ネットワークサポート製の専用支持具を用いて設置。当該マンション居住者のサービス登録者が利用できます。
荷物配達時に不在だと宅配ロッカーに入庫され、着荷情報をメールで通知。暗証番号または交通系ICカードで解錠して受け取れます。
今後、利用回数を確認するなど、事業性の評価を行なうとともに、その結果を踏まえて、今後の本サービスの事業化を検討していくとしています。