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日産がカルロス・ゴーン氏解任へ 報酬額を過小に有報に記載したほか、資金の私的流用などの複数の重大な不正行為が判明~内部通報を受けて数カ月間にわたり調査
[2018/11/19 19:18]
日産自動車が19日、取締役としての善管注意義務に違反するとして、最高経営責任者において、カルロス・ゴーン氏の会長及び代表取締役の職を、グレッグ・ケリーについても代表取締役の職を解く速やかに解くことを、取締役会に提案すると発表しました。
同社は、内部通報を受けて、数カ月間にわたり、代表取締役会長カルロス・ゴーン氏と代表取締役グレッグ・ケリー氏を巡る不正行為について内部調査を行ない、その結果、両名は、開示されるカルロス・ゴーン氏の報酬額を少なくするため、長年にわたり、実際の報酬額よりも減額した金額を有価証券報告書に記載していたことが判明したとしています。
そのほか、カルロス・ゴーン氏については、同社の資金を私的に支出するなどの複数の重大な不正行為が認められ、グレッグ・ケリー氏がそれらに深く関与していることも判明したとのこと。同社は、これまで検察当局に情報を提供するとともに、当局の捜査に全面的に協力しており、今後も引き続き今後も協力するとしています。
なお、マスコミ各紙は、東京地検特捜部がカルロス・ゴーン氏を、金融商品取引法違反(有価証券報告書の虚偽記載)容疑で任意同行して、事情聴取しており、容疑が固まり次第、逮捕する方針と報じています。