京王観光が「不正を行った事実に相違はございません」と謝罪　大阪の支店で団体旅行のJR乗車券を不正発券・乗車～不正の期間や金額など実態は調査中。

　京王電鉄の子会社、京王観光が、「団体旅行でJRの切符を実際の人数より少ない枚数で発券し、差額を不正に利益にしていた」との報道に関して、同社のサイトに「大阪地区の支店内で、JR乗車券の発券及び使用について、不正を行った事実に相違はございません。深くお詫びを申し上げます」と謝罪文を公開しました。

大阪西支店のご案内より

　今回の不正は、京王観光の大阪の支店が、JR各社を利用するツアーを扱う際に、支店に設置されたJRの端末で、実際の参加者数よりも少ない枚数の切符を発券。JRの会社や駅によって、改札を通る団体客の数と、添乗員がまとめて出す切符の枚数を、信頼関係などから照合しない場合があり、そうした状況を逆手にとって不正をしていたと報道されています。

　また、「JR各社から少なくとも2億円を詐取していた」との報道もありますが、同社では「不正行為の行われた期間、不正金額、関係者の処分等については実態を調査中であります為、現在のところ確定をいたしておりません」と調査中であることを強調し、「今後の調査・検証結果の確定をもって関係JR各社様への損害賠償、そして社内処分を厳正に行う予定」としています。