アパマンの札幌市豊平区爆発事故の被害額は約10億円 保険会社から8,700万円が入金済み~第1四半期の特損として計上。役員報酬を3カ月間減額
APAMAN株式会社が13日、アパマンショップリーシング北海道の運営するアパマンショップ平岸駅前店の爆発事故の見積被害額を10億700万円と発表しました。また、役員報酬を2019年3月から3カ月間、代表取締役は月額の30%を減額、常務取締役は月額の20%を減額するとしています。
アパマンショップリーシング北海道の従業員が多数の消臭スプレーを室内で噴霧し、湯沸かし器を作動させたことが原因で爆発事故が発生し、52名(内2名は従業員)が怪我をし、近隣建物41棟や車両32台の被害が発生。2018年12月19日に事故現場近くに現地受付事務所を開設致し、コールセンターと合わせ、約200名(法人を含む)の被害者からの被害の申請を受付け、個々の被害者と近隣店舗などに対して謝罪及び補償金の支払いに関する相談対応を実施。現時点において、150名の被害者に補償金全額ないし中間金などの支払いを行なっているとのこと。
実際に賠償を行なった金額や建物復旧見積などにより、被害総額として10億700万円を見積り、2019年9月期第1四半期累計期間(2018年10月1日~12月31日)に、特別損失として計上。この金額には、事故に関連して被害者に賠償した、もしくは賠償する予定の金額、自粛により予定していたTVCMの放送を取りやめた費用や、対応の人件費などが含まれているとのこと。
また、総額3億1,000万円の保険に加入しており、被害者への賠償金額は保険の対象となることを保険会社と確認しており、現時点で保険会社より入金となった8,700万円を、当第1四半期累計期間において特別利益として計上。保険会社の精査が完了次第、順次、通知等を受ける予定であり、当第2四半期以降、都度、特別利益として計上を行なう予定としています。