アニメ・マンガ

「シン・エヴァンゲリオン劇場版」特報の盗撮で書類送検 カラーは「匿名での投稿でもアップロード元は特定可能であり、処罰の対象となる」と警告

[2019/3/6 15:18]

 株式会社カラー(khara, Inc.)が6日、「シン・エヴァンゲリオン劇場版」特報の盗撮行為とアップロードされた案件に関して、同社が警察に告訴状を提出し捜査が進められ、2月付けで容疑者が著作権法違反の容疑で、検察庁に書類送致されたと発表しました。


 この問題は、同社が2019年7月26日付けで報告していた、当時劇場公開していた「シン・エヴァンゲリオン劇場版」の特報を盗撮した映像がインターネット上に流出した案件。劇場での映画の盗撮行為は「映画の盗撮の防止に関する法律」および「著作権法」により禁止されており、また、盗撮した映画本編や特報をYouTubeやTwitter、Facebookなどにアップロードすることも著作権侵害にあるとして、共同配給業務を行なう、東宝・東映・カラーの3社で協議し対応を進めていると発表していました。

 また、あわせてエヴァンゲリオン公式サイトで「シン・エヴァンゲリオン劇場版」特報が公開されました。

#エヴァンゲリオン #ヱヴァンゲリヲン #EVA

 同社では、「撮影した映像をアップロードすることは著作権法違反で、匿名での投稿であってもアップロード元は特定可能であり、処罰の対象となる」と警告。映画盗撮防止法および著作権法に反して著作権侵害がされた場合には、最大懲役10年もしくは罰金1,000万円、またはその双方が課せられる可能性があり、こういった行為に対しては厳しく対処していくとしています。

 なお、同社では本件に関しての問い合わせは、「対応いたしかねますので、遠慮いただきますようお願い申し上げます」としています。

[古川 敦]