キャップなしで乾かない水性カラーペンが誕生! ゼブラが新インク搭載36色のノック式「クリッカート」を本日22日(金)発売～黒に色を重ねてもにじまずキレイ
ゼブラが、キャップがなくても乾かないという新開発のインクを搭載したノック式の水性カラーペン「クリッカート」を2019年3月22日(金)に全国文具取扱店で発売します。全36色ラインナップされ、価格は各色100円(税込)。
従来、水性カラーペンはキャップをして保管しないとペン先が乾いて書けなくなりますが、ゼブラは、キャップをしなくても空気中の水分を吸収して乾燥を防ぐ新インク「モイストキープインク」を開発。ノックするだけで使うことができる水性カラーペンを可能になったとしています。同社試験で、気温20度、湿度60％の条件下で、使用後は必ずペン先を収納、ペン先収納状態で52週かすれなしだったとのこと。
同社が、従来のキャップ式水性カラーペンを使用している時に不満に思う点を調査したところ、「キャップの開閉時に手にインクがついて汚れてしまう」、「キャップを閉め忘れてインクが乾いて使用できなくなってしまう」というキャップに関する不満が上位に上がり、ノック式の「クリッカート」では、その不満が解消されます。
今回新開発された「モイストキープインク」は、空気中の水分を吸収する吸湿性のある成分を多く配合することで、その場の湿度の変化に応じて、水分の吸収と蒸発を繰り返し適度な状態を保つため、ペン先が乾燥せず書き続けることができるとのこと。
キャップを開け閉めする手間が省けるため、簡単に複数の色を使うことができ、多くの色を使用して授業ノートやイラストを書きたい学生にとって使いやすくなります。さらに、黒など濃い色の上から薄い色でぬっても、濃い色がにじまず、色を重ねてもキレイに塗れて、イラストがきれいに仕上がるとしています。
「モイストキープインク」開発秘話 他商品の開発中に生まれた!
モイストキープインクは、「ジャストフィット モジニライン」というゼブラの蛍光ペン(2018年8月発売)のインクを研究していたときにアイデアが生まれたもの。
「ジャストフィット モジニライン」はボールペンの上から線を引いてもにじまない蛍光ペンで、そのために様々な成分を試していたところ、空気中の水分を吸収する吸湿性のある成分を多く入れると、ペン先が乾かない商品ができるのではと気が付き、「クリッカート」の開発が始まりました。
学生の人に楽しく使ってもらうため、36色にインクを展開していくのは大変な作業で、研究チームが総出で行ないました。研究開始から発売までは約2年半かかりました。