あの「シャーボ」の40周記念モデル「シャーボX GS40th」が本日8日(水)発売! 20代の若手3人が開発～初代を彷彿とさせる格子柄を職人が時間をかけて彫刻
ゼブラが、多機能ペン「シャーボ」から発売40周年を記念した限定モデル「シャーボX GS40th」(シャーボエックス ジーエス フォーティース)を、2017年11月8日(水)から全国の文具取扱店で数量限定で発売しました。軸色はメモリアルシルバー、メモリアルゴールドの2色で、価格は各色20,000円(税別)。
「シャーボ」は、1977年に発売を開始した、1本でボールペンとシャープを切りかえて使うことができる多機能ペン。2017年に発売40周年を迎え、現在はボディとボディに入れる替芯を選んで組み合わせることができる「シャーボX」として進化しています。
「シャーボX GS40th」は、シャーボの歴史と共に歩んできた、40～60代の人をターゲットに設定し、初代シャーボのデザインを踏まえつつ、新しさを取り入れた限定感あふれるデザインが特長となっています。「GS」は「Grand Style」(グランドスタイル)の頭文字で、Grandは華やかな、堂々としたという意味がある単語です。
替芯は、ボールペンリフィル9種類(油性・ジェル・エマルジョンインクの3種類のインクをそれぞれ3色)と、シャープ1種類の全10種類(油性ボールペン0.7mm黒青赤各1本、ジェルインクボールペン0.5mm黒青赤各1本、エマルジョンインクボールペン0.7mm黒青赤各1本、シャープ部機構0.5mm1本)を同梱しています。使用中は、カチャカチャ音を軽減した上質な書き心地と、芯を切りかえる際のなめらかな作動感を感じられるとのこと。
ボディ下軸には、初代シャーボのデザインを彷彿とさせる格子柄の彫刻を、昔からシャーボを作り続けている職人が、通常のモデルより数倍時間をかけて、薄い金属に細かい溝を入れる技術が採用されています。また、輝く金と銀、上品な黒とネイビーを組み合わせ、記念モデルにふさわしい高級感と重厚感を演出。さらに、記念モデル特別の木製化粧箱に収納されています。さらに、シャーボの歴史をまとめた小冊子1冊も付属します。
「シャーボ」は1977年11月に誕生した多機能ボールペン。当時は2色ボールペンが主流だった時代に、画期的な商品で価格は2,000円と3,000円と、当時は若手社会人や学生の憧れの商品でした。「右へまわすとシャープペン、左へまわすとボールペン」というTVコマーシャルも放送され、発売後4カ月で80万本売れるヒットを記録したそうです。
そして発売から30年後の2007年に「シャーボX」へと進化し、3,000円～10,000円の様々な仕様のボディを選び、さらにその中に装着する、ボールペンリフィルとシャープを選ぶことで、自分にピッタリ合う組み合わせの1本をつくることができます。シリーズ累計7,000万本を売り上げ、すべて日本で職人が時間をかけて丁寧に作っている商品とのことです。
「シャーボX GS40th」の開発を主に担当したのは、20代の若手男性社員3人で、初代シャーボの開発者も当時20代。しかし今回は、40年前の初代発売時には生まれていない若い世代が担当するにあたり、当時のシャーボはどういう狙いが込められたデザインだったのか、どんなイメージを持たれた商品だったのか、当時の資料を調べイメージを膨らませていったとのこと。そして、改めて現代の人たちにも「シャーボ」を知ってもらう為、ゼブラのDNAを受け継ぐ若い感性で、どんな新しさを加えられるのか、試行錯誤しながら挑戦したとのことです。
商品開発部 水口勇樹氏のコメント
ロングセラー商品の記念品を手掛けるにあたり、お客様に再び『憧れ』を抱いてもらうような商品作りを心がけました。そのために当時の開発担当の大先輩から実際に開発時の話を聞いたり、初代のデザインを踏まえながら新しいデザインの案出しを行ったり、周りの50代の人にどんなデザインであれば高級感を感じるか意見を聞きながら、商品を仕上げました。
僕が大学生の時に父からもらったシャーボは特別な商品です。親子をつなぐ商品になったらいいですね。