GW10連休前に現金の準備はOK? 全国銀行協会が「銀行取引の留意点」を公開~連休中もATM内の残高監視や補填などの対応を行ない継続的なATMの稼動に努める
まもなくスタートする、前代未聞の10連休のゴールデンウィークですが、ATMなど銀行取引がどうなるのかも心配なところです。一般社団法人 全国銀行協会が「銀行取引においてご留意いただきたい点」を公開して、早めの準備を呼びかけています。
まず、銀行窓口の営業については、10連休中は銀行法の定める休業日となることから、多くの銀行において窓口は休みとなることが想定されるとのこと。銀行によっては、休日に住宅ローン相談会などを行なうこともあるので、実際の営業の有無については、各銀行に問い合わせるようにとしています。
また、連休前後は、窓口が混み合うことが予想さるので、窓口で必要となる手続きにつきましては、連休前に早めにするようにとのこと。
現金の準備はお早めに
連休中であってもATMは引き続き利用できます。連休中もATM内の残高監視や、補填などの対応を行なうことにより継続的なATMの稼動に努めていくとのこと。なお、予め連休中に多額の現金が必要になることがわかっている場合は、連休前の準備や事前にATMでの引出限度額の引き上げ手続きするなど、余裕を持った対応を呼びかけています。
また、両替機は連休中に利用可能な銀行が限られるので、連休中に必要となる硬貨については、連休前のお早目の準備が必要です。
振込はお早めに
連休前後は窓口の混雑が予想され、ATMやインターネットバンキングの利用が便利です。なお、連休中であっても、全国銀行資金決済ネットワークが休日などに提供する「モアタイムシステム」に接続する金融機関同士であれば、原則、振込の即時入金が可能となります。
連休中の海外からの送金にいては、連休明け速やかに対応しますが、取引目的の確認などを行ないため、入金までに時間がかかる場合があるとのこと。
公共料金等のお支払いは納付期限に気を付けて
10連休中に口座振替日が設定されている場合、口座からの引落日は翌営業日(5月7日)扱いとなるので、予め必要な資金の口座への入金が必要です。
なお融資取引に係る返済日が10連休中に設定されている場合は、銀行との契約内容に従い、前営業日(4月26日)扱いまたは翌営業日(5月7日)扱いとなりますので、利息の取扱いなどを含め契約内容を確認してください。
詐欺について
全国銀行協会を装い、改元を名目にキャッシュカードをだまし取ろうとする詐欺が確認されています。銀行協会職員や銀行員がキャッシュカードを預かることや、暗証番号を聞きだすことは絶対にありません。
具体的な手口と対策について「金融犯罪の手口」が公開されています。