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“タピゴミ”公害が問題になっている東京・原宿に「タピオカ専用ゴミ箱」登場! ゴミ拾いNPOグリーンバードとタピオカ専門店謝謝珍珠」が設置

[2019/8/2 16:47]

 2002年設立から街のゴミ拾いを続けているNPO法人グリーンバードと黒糖タピオカ専門店「謝謝珍珠」は、東京・原宿のコミュニティスペース「subaCO」に、タピオカ専用ゴミ箱を設置しました。

原宿に、タピオカ専用ゴミ箱が誕生!

 今や日本中で大ブームとなっているタピオカドリンク。原宿では20店舗を超える専門店が立ち並ぶ一方で、深刻な問題となっているのが、街の至る所にポイ捨てされている「タピオカゴミ」です。

 捨てられているのは容器だけではなく、SNS用に写真映えするLサイズカップで購入したものの、飲みきれずに中身が大量に入ったタピオカドリンクを放置していく人も多数。

タピオカドリンクの容器は大きいため、ゴミの投入口を塞いでしまうことも

 2002年に東京・原宿に誕生し、現在では国内78チーム・国外12チームの計90チームを拠点に、街のゴミ拾いをおこなうNPO法人グリーンバードでも、活動中にこれらのタピオカゴミを拾う機会が急激に増えているとのこと。

 また、原宿から表参道にかけては計13カ所にゴミ箱が設置されていますが、形状の大きいタピオカ容器がゴミ箱の投入口を塞いでしまい、その周辺にゴミが溢れかえるといった光景も連日繰り広げられているそうです。

グリーンバードのゴミ拾いの様子。ゴミ箱ではないところにも大量に放置されています
中身が入ったまま捨てられたカップも多数。飲みきれないのがわかっているのに、写真映えのため大きいサイズを買う人も

 NPO法人グリーンバードでは、こうしたタピオカ問題を解決すべく、人気の黒糖タピオカ専門店「謝謝珍珠(シェイシェイパール)」とタッグを組み、インスタ映えする「タピオカ専用ゴミ箱」を開発。

 寄付を始めるコミュニティスペース「subaCO」店内に設置しました。「subaCO」は、様々な社会課題に触れ、寄付をはじめるきっかけを提供するコミュニティスペースです。

 日中は携帯電話の充電スポットや、カレーやドリンクなどの飲食、PC作業などコワーキングスペースとして利用でき、夜は、トークショーやワークショップなど様々なイベントが開催されています。

 「SubaCO」の利用料が寄付となる仕組みで、今回のタピオカドリンク専用ゴミ箱でも、回収したタピオカ容器1つにつき1円が、グリーンバードの活動に寄付されます。

どこのお店のタイポ化容器でも捨てられます。氷や飲料は脇のバケツに捨てて
タピオカ容器1つにつき1円が、グリーンバードの活動に寄付されます
[工藤ひろえ]