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野球未経験の“のん”がカーブを投げる! ユニクロ「カーブパンツ」のTVCMが本日22日(木)からオンエア~楽曲は椎名林檎。東尾修は「投球後の後ろ姿が特に最高!」と感服 [写真15枚]

[2019/8/22 21:47]

 ユニクロが、美脚の概念を変えるという新製品「カーブパンツ」のTVCMに女優・モデル・声優など幅広いジャンルで活躍する、のんさんを起用しました。女優、アーティストとして挑戦を続けるのんさんが、ピッチャーに挑戦するTVCMが2019年8月22日(木)から全国でオンエア開始されます。

 同社では今回の起用理由について「のんさんは女優やアーティストとして新たな挑戦を続ける開拓者とういことで、美脚の概念を変えるユニクロのカーブパンツを力強く表現してほしいと考え、今回の起用に至った」と説明しています。

 カーブパンツを着用した女性がヒーローになるというコンセプトを、のんさんがピッチャーマウンドに立ち見事なカーブを投球することにより表現。「カーブパンツを決めるだけで、新しい自分に出会えた女性」を、いきいきと自信にあふれた表情で演じています。

カーブパンツ TVCM 30s UNIQLO 2019 Fall/Winter

 野球経験が一切なかったのんさん。最初は全くボールを投げることができなかったとのことですが、ピッチングを練習を繰り返したことで綺麗な投球フォームが実現したとのこと。またTVCMの中で、のんさんの投球についてコメントするのは、野球解説者・東尾修さん。ナレーション収録中にのんさんのピッチングフォームの素晴らしさに気付き、「投球後の後ろ姿が特に最高!」と感服していたそうです。

 音楽は椎名林檎さん書き下ろしの「確かな誇り」。のんさんの名前を想起させるフランス語の「Non(ノン・いいえ)」から始まる歌詞の中には、「過去や未来に存在せず、たった今だけを生きる」というフレーズがあり、それはまるでカーブパンツをまとったのんさんや女性たちの心に、その生き方を肯定するメッセージのようです。

のんさんのコメント

 UNIQLO のカーブパンツ、マウンドに立ちカーブを投げる。かっこよく、洒落の効いたCMに参加できてとても楽しかったです。この機会にドームのマウンドに上がれたのも感動しました。のんをかっこよくキメてくれたカーブパンツ、絶妙な曲線美が素敵です。そして、CMに流れる椎名さんの歌声。最高すぎる!

 私は歌詞を読んで心臓撃ち抜かれました。“ただ生きる”ことの純粋さがマウンドに立つ静けさと重なり、自分自身の今に重なる。性別も年齢も関係のない時間の中で今を生きる。かっこいい…。自分の心情にも呼応して胸が熱くなりました。“今を生きる”女性達に、カーブパンツを選んでいただけたらなと思います。

【のんさんのプロフィール】
女優、創作あーちすと。
1993年兵庫県生まれ。
2016年公開の劇場アニメ「この世界の片隅に」で主人公・すずの声を演じ、第38回ヨコハマ映画祭「審査員特別賞」を受賞。
2017年に自ら代表を務める新レーベル『KAIWA(RE)CORD』を発足。
シングル『スーパーヒーローになりたい』『RUN!!!』とアルバム『スーパー ヒーローズ』を発売。2019年6月ミニアルバム「ベビーフェイス」を発売。
創作あーちすととしても活動を行ない、2018年自身初の展覧会『‘のん’ひとり展‐女の子は牙をむく‐』を開催。
2019年8月初舞台「私の恋人」出演中。
2019年12月映画「この世界の(さらにいくつもの)片隅に」、2020 年映画「星屑の町」公開予定。

椎名林檎さんのコメント

 すてきな作品へ参加させていただき、感謝しております。監督には、はなから明確なイメージがあったようです。ただ、のん氏のこの凛々しいお姿を拝見し、おおいに触発されたわたしは、ついついべつなアプローチも何通りか提案してしまいました。最終的にあてていただいたものは、監督からの注文に忠実なものでした。

 女性は、年を経るにつれ、あらゆることが一致してくる生き物だと思います。目つきと身なりと考え方と感じ方、それから付き合う相手など。すべてが一貫してきて、らくになってこそ大人のレディです。このアイテムの哲学も広告のメッセージも、そんなふうにしなやかに成長し続ける、賢い女性のためのものだと思います。

【CM音楽「確かな誇り」 歌詞】
Non, je suis ni homme ni femme
Ni enfant, ni meme adulte
Je n’existe jamais dans le passe ou le futur...
Je ne vis que dans le present!

いいえ
私は男でも女でもない
子供でも大人でもない
過去や未来に存在せず
たった今だけを生きる

[古川 敦]