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後藤久美子が表紙の特別版が同時発売! 「25ans」12月号に20年前に毎号表紙を飾ったゴクミが同じポーズで表紙カムバック~撮り下ろしグラビア&インタビュー、夏木マリとの対談も

[2019/10/25 04:13]

 まもなく創刊40周年を迎える、ハースト婦人画報社のクラスマガジン「25ans(ヴァンサンカン)」2019年12月号は、後藤久美子さんが表紙を飾る特別版を、2019年10月28日(月)に通常版と共に数量限定で同時発売されます。価格は各800円(税込)。

「25ans」2019年12月号 特別版 表紙
「25ans」2019年12月号 通常版 表紙

 後藤久美子さんは1999年の1年間、「25ans」のカバーガールを務め、単独の表紙登場は2001年9月号ぷりとなります。中面では、通常版・特別版ともに、後藤久美子さんを8ページにわたって大特集。撮り下ろしグラビアとロングインタビュー、20年間を振り返る「25ans×後藤久美子さんのHappyクロニクル」、映画「男はつらいよお帰り寅さん」(12月27日公開予定)で23年ぷりに共演を果たした、夏木マリさんとのスペシャル対談なども収録されています。なお、中面特集は通常版・特別版で一部グラビアが異なります。

特別版・通常版ともに収録 中面スペシャル対談

 1980年代、国民的美少女として鮮烈なデビューを飾り、その類いまれなる美貌で日本中を魅了した女優、後藤久美子さん。テレビや映画で人気絶頂のさなか、愛する人と暮らすためにフランス移住を決断し、その大胆さとしなやかな強さは、女性たちの憧れとなりました。特別版の表紙は、彼女が25歳とまさに25asの年にカバーガールを務めた1999年1月号と同じポーズを再現しています。

「25ans」1999年1月号 表紙

 20年たった今も、意志を感じる視線はそのままに、エレガンスが増して艶やかな存在感を放っています。ロングインタビューでは、女優として、母としての今の思いを語っています。

インタビュー抜粋

特別版 中面特集

 20年前にカバーにとお話をいただいたとき、じつはすごく驚いたんです。ハイジュエリーにハイソサエティ。私には緑のないものと思っていましたから。(中路)でも、幸せだったと思いますよ。25歳の自分を残せたのは嬉しいことだったし、よい思い出になっています。

 22歳のときにエレナを授かって、それをきっかけにフランスへ渡ったんです。大決心?ではなかったですよ。自分の家族を持ちたいとずっと思っていたので、機会があれぱそうしたかったんです。ただ、そういう緑に出合わないでいたので、しばらくは独身で仕事を続けていくことになるのだろうなと人生設計を立て始めていた。

 そんなところにジャンが現れて、君と家族を持ちたいと言われたんです。ひと言でいえば若さでしょう。大変だろうとか、そんなことは考えもしませんでした。(中略)若いって恐ろしい(笑)。

 私はこれでよかったけれど、エレナや普通のお嬢さんたちには、独身生活を誕歌してほしいと思うんです。25歳って仕事にもなれて、プライベートの築しみ方もわかってくる年齢でしょう。ファッションだって大人の女性のものも似合うし、少女のような格好をしたって可愛い。そういった時間を堪能してほしいんです。

「男はつらいよ」でヒロイン母娘役で共演した、夏木マリさんメ後藤久美子さんSpecial対談

 23年の空白があったというおふたりですが、後藤さん、夏木さんが現れたとたん、「ママー!」(後藤さんは夏木さんのことをこう呼びます)と笑顔でハグ。後藤さんが15歳のときに、ふたりを“母娘”にしたのは“寅さん”映画。日本を代表する名画がふたりにもたらしたものとは何かを語っています。

後藤さん:この映画と山田組、そして渥美(清)さんには本当にいろいろなことを教わった気がします。寅さん一家は全力で満男君のことを愛していて、だから彼は安心して反抗できる。一方でママは生きるのに精いっぱいで、そんなママを守らなきゃいけないと泉は思っている。

夏木さん:反面教師よね。それで娘は立派に育った。自分の家族を振り返ってみたりする?

後藤さん:娘が思春期ですご大変だったとき、自分もこんなに親に心配をかけたんだろうかと思いましたよね。ママも結婚されたけど、家庭を持ってみてどうですか?

夏木さん:わたしは人生後半の結婚だったから、ふたつ年上なのに、息子みたいに手がかかるの(笑)。でも最後までひとりだろうと思っていたので、パートナーがいるのは幸せだなと思いますよ。

[古川 敦]