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松重豊が猫役に初挑戦! 累計330万部のコミック「きょうの猫村さん」がテレ東で2分30秒のミニドラマ化~「衣装合わせで鏡を見るうちに、猫村さんを演じる自分が楽しくなった」

[2020/2/22 10:17]

 テレビ東京が、2分30秒のミニドラマ「きょうの猫村さん」を2020年4月8日(水)深夜0時52分から放送を開始します。全24回の予定です。

 2005年7月から単行本を発行し、累計330万部以上のコミック「きょうの猫村さん」(ほしよりこ作/マガジンハウス刊)が初実写化されます。猫の家政婦、猫村さんを演じるのは、実力派バイプレイヤーの松重豊さん。様々な役柄を演じてきた松重さんも、猫役は初めての挑戦となります。

 猫村ねこは、自分を拾ってくれた飼い主・ぼっちゃんとの再会を果たすため、家政婦として働いてお金を貯めることを決意し、村田家政婦紹介所の門をたたきます。個性豊かな登場キャラクターたちを演じる豪華俳優陣も見どころとのことです。

あらすじ紹介

 猫村ねこは、自分を拾ってくれた飼い主・ぼっちゃんとの再会を果たすため、家政婦として働いてお金を貯めるべく村田家政婦紹介所の門をたたく。

 家政婦紹介所の長、村田の奥さんも家政婦志望の猫に戸惑うが、その家事能力の高さを認め、犬神家へ家政婦として奉公させることに。緊張しながら向かった犬神家は、とてもお金持ちのようだが、何やら問題を抱えているようで。

松重豊さんのコメント

Q)このドラマのオファーが来た時の感想は?
 ほしよりこさんの描く世界観が好きで、安易に実写化など考えて欲しく無いと思うひとりでした。しかし最初にお話を頂いてから何年か経ち、もう立ち消えになったかと思うと淋しく感じたものです。

Q)猫村さんを演じる意気込みは?
 うちの猫に聞いてみたのですが何も教えてくれません。猫は意気込みを語りません。今日、衣装合わせで鏡をみてるうちに、猫村さんを演じる自分が楽しくなってきました。

Q)視聴者へのメッセージを。
「孤独のグルメ」をやる時に「酒場放浪記」をベンチマークにしました。今回は尺的にも質的にも、Eテレの「2355」がベンチマークです。

松重豊さんのプロフィール

 1963年1月19日生まれ。福岡県出身。蜷川幸雄が主催していた劇団「ニナガワ・スタジオ」を経て、映画、舞台、ドラマなど幅広く活躍する。出演作として、ドラマ「アンナチュラル」(TBS系)、NHK大河ドラマ「いだてん?東京オリムピック噺~」、「孤独のグルメ」シリーズ(テレビ東京)、映画「グッドバイ 嘘からはじまる人生喜劇」、「糸」(4月24日公開)などがある。

原作者・ほしよりこさんのコメント

 原作のことは忘れて、キャストが豪華なドラマを楽しみましょう。音楽も楽しみです。

ほしよりこさんのプロフィール

 1974年生まれ。関西在住。ネットで始めた『きょうの猫村さん』が2005年に書籍化されて大ベストセラーに。15年『逢沢りく』(文藝春秋)で第19回手塚治虫文化賞マンガ大賞を受賞。著書に『山とそば』(新潮社)、『僕とポーク』(マガジンハウス文庫)、『B&D』(マガジンハウス)などがある。

プロデューサー・テレビ東京/濱谷晃一氏のコメント

 こんなチャレンジグな実写化に寛大なご許可をくださった原作のほし先生そして、猫村さん役という突拍子もないオファーを温かく受け止めてくださった松重さんに、心より感謝しております。共演者も、スタッフも、本当に素晴らしいメンバーが揃いました。

 テレ東深夜に1週間に1度だけ訪れる2分30秒。くすっと笑えて、心があたたまる、大切な時間になるように、全力で取り組んでおります。ぜひ、たくさんの方にご覧頂きたいです。

[古川 敦]