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「2歳未満の子どもにマスクは不要、むしろ危険!」 日本小児科医会が注意喚起~米AmazonではCDCとAAPの警告で0~3歳の子ども向けマスク広告を削除
[2020/5/27 10:57]
公益社団法人 日本小児科医会が、「2歳未満の子どもにマスクは不要、むしろ危険!」と注意を呼びかけています。
日本小児科医会では「乳児のマスク使用」は、
・乳児の呼吸器の空気の通り道は狭いので、マスクは呼吸をしにくくさせ呼吸や心臓への負担になる
・マスクそのものやおう吐物による窒息のリスクが高まる
・マスクによって熱がこもり熱中症のリスクが高まる
・顔色や口唇色、表情の変化など、体調異変への気づきが遅れる
など、乳児に対する影響が心配されるとしています。
また、世界の新型コロナウイルス小児感染症から、
・子どもが感染することは少なく、ほとんどが同居する家族からの感染である
・子どもの重症例はきわめて少ない
・学校、幼稚園や保育所におけるクラスター(集団)発生はほとんどない
・感染した母親の妊娠・分娩でも母子ともに重症化の報告はなく、母子感染はまれ
などのことがわかってきたとのことです。
日本小児科医会では「子どもの新型コロナウイルス感染症は今のところ心配が少ないようである」として、「2歳未満の子どもにマスクを使用するのはやめましょう」と注意喚起しています。
なお、米国疾病予防管理センター(CDC)の新型コロナウイルス感染症のQ&Aでは、「2才以上の子どもが人と接するような外出をする場合にはマスク使用を薦めますが、2歳未満の子どもには窒息の恐れがあるため使用しないでください」、アメリカ小児科学会(AAP)もCDCと同様に、2歳未満の子ども、とくに赤ちゃんのマスクは危険と警告しています。
このCDCとAAPの警告に従って、アメリカのAmazonは0~3歳の子ども向けマスク広告を削除したとのことです。