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カーボン繊維強化樹脂採用で雪駄が次世代に進化! ミズノが「SETTA C/6」を発売~原型を留めながらも、最新技術で弾性のある履き心地を実現

[2020/6/10 16:58]

 ミズノが、カーボン繊維強化プラスチックを採用した次世代の雪駄「SETTA C/6」(品番:D3JSO14)を2020年6月5日(金)に発売しました。サイズは26.0、27.0、28.0cmの3種類の展開で、価格は各16,000円(税別)。

 取扱い店舗はmita sneakers、BEAMS JAPAN KYOTO(6.11OPEN)、MIZUNO OSAKA CHAYAMACHI、MIZUNO TOKYO、ミズノショップナンバ、ミズノショップ京都新京極、MIZUNO ONLINE SHOP(完売)。

 ミズノはこれまで、ゴルフのシャフト、テニスラケット、野球バットなどにカーボンを使用することで、素材の特性や加工に関するノウハウを蓄積しながら、その軽さと弾性によってスポーツ用品を進化させてきました。カーボン繊維に柔らかくなったプラスチックを染みこませて固めたカーボン繊維強化プラスチック(CFRP)は軽量かつ高強度という特長から、飛行機や鉄道車両、自動車、電化製品など、あらゆる分野において金属の代替素材として大きな期待を寄せられ、TOYOTA「MIRAI」用高圧水素タンク、ETC開閉式阻止棒などの生産をミズノテクニクスが行ない、本格的なカーボン事業をスタートさせています。

 スニーカーシーンでは、「KAZOKUプロジェクト」の始動により、ミズノの技術を駆使してアスリートの足元を支えてきたモデルが市民権を得ています。そんな中、新たなアプローチとして日本古来の履物である雪駄に着目。形状は原型を留めながらも、最新の技術によって履き心地を大きく向上させたモデル「SETTA C/6」を開発したとしています。

 「SETTA C/6」は、雪駄のインソール内部にカーボン繊維強化プラスチックを採用。つま先部が高く、中足部を下げたアーチ形状を成型し、独特の転がり感と弾性のある履き心地を実現したとしています。フットベット部分は涼しげな麻調織物、ミッドソール部分には低反発発泡ウレタンを採用。

 鼻緒の先端の先緒(さっきょ)にはポリエステル起毛PU加工を施し、肌触りが良く、痛みが出にくい工夫が施されています。コルク材を使用したアウトソールには、共同開発の証として「大和工房」とミズノのロゴを配した。日本独自の伝統と技術が邂逅する、ミズノならではの意欲作となっています。

MIZUNO "SETTA C/6" 雪駄のインソール内部にカーボン繊維強化プラスチックを採用。つま先部が高く、中足部を下げたアーチ形状を成型し、独特の転がり感と弾性のある履き心地を実現。フットベット部分は涼しげな麻調織物、ミッドソール部分には低反発発泡ウレタンを採用。鼻緒の先端 先緒(さっきょ)にはポリエステル起毛PU加工を施し、肌触りが良く、痛みが出にくい工夫を施している。 #setta #carbon

[古川 敦]