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タクシーでマスクを正当な理由なく着用しない人の乗車拒否可能に 国土交通省が「運転者のみならず次に乗客の感染防止対策になる」と認可
[2020/11/4 20:19]
国土交通省が4日、正当な理由なくマスクを着用しない場合に乗車拒否することを2020年11月4日(水)に認可したと発表しました。
都内の一部タクシー事業者から、「[1]運転手がマスクを着用していない理由を丁寧に聞き取った上で、[2]病気など正当な理由がない場合に限り、マスクの着用をお願いすることを基本とし、[3]それでも正当な理由なく、マスクを着用しない者についてのみ乗車をお断りする内容」を運送約款に規定する申請があり、運転者のみならず次に乗車する利用者の感染防止対策に資するものとして、この申請を認可したとのことです。
ただし、本約款の内容は、マスク未着用者の乗車を一律に断るものではなく、事業者が上記[1]~[3]の手続を丁寧に実施していくよう、国土交通省としても取り組んでいくとしています。
タクシーは、新型コロナウイルス感染症が拡大する中において、感染のリスクや不安を抱えながらも、まさにエッセンシャル・サービスとして、高齢者や妊婦を含む地域住民の運送を担い、公共交通機関としての使命を果たしている一方で、酔ったままマスクを着用せずに、大声で話しながら乗車する人がいるなど、運転者が不安を抱えているとの相談が、タクシー事業者から寄せられていたとのことです。
同省では「タクシー乗車の際におけるマスクの着用は、エッセンシャル・サービスであるタクシー事業の安定的な事業の継続のため、ウィズコロナにおける新しいエチケットとして、ご理解・ご協力をお願いしているところ」としています。