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菅首相が「不要不急の外出は控えて」と呼びかけ 元日ごろに大雪の恐れ、関東地方でも積雪・路面凍結の可能性~国交省は「やむを得ず運転する場合は冬タイヤ装着、チェーンの携行、早めに装着を」

[2020/12/31 13:55]

 菅首相が30日、総理大臣官邸で年末年始の大雪に関する関係閣僚会議を開催し、「新型コロナウイルスの新規感染者が増加する中、静かな年末年始をお過ごしいただくよう、お願いいたしているところですが、今回の大雪に備えるため、皆様には不要不急の外出は控えていただきますよう、お願いいたします」と呼びかけています。

 菅首相は、「本日から年明けにかけて、上空の寒気が強くなり、北日本から西日本の日本海側にわたり、平地も含めて大雪となるおそれがあります。先日の大雪の際には、関越自動車道で大規模、長時間の立ち往生が発生しました」と、先日の関越自動車道での大規模・長時間の立ち往生を引き合いに出し、「今回、このような事態を避けるため、ドライバー等に対し、強い警戒を呼び掛ける」としています。

 国土交通省は、30日から1月1日頃にかけて強い冬型の気圧配置となるため、北日本から西日本にかけての日本海側を中心に大雪や大荒れとなるおそれがあり、東日本と西日本の太平洋側の平地でも積雪となるところがある見込みで、その後も日本海側を中心にさらに降雪量が増えるおそれがあるとして、「大雪による立ち往生等に警戒が必要です。不要不急の外出は控えて下さい」と注意喚起しています。

 やむを得ず自動車を運転する場合には、冬タイヤの装着、チェーンの携行及び早めに装着するよう呼びかけています。降雪状況により、集中除雪による通行止めやチェーン規制を実施する場合があり、最新の気象情報や交通情報等に留意し、外出が必要な場合には、十分な時間的余裕を持って行動するようにとのことです。

[古川 敦]