資生堂がドルチェ＆ガッバーナとのライセンス契約を一部解消　2016年10月にグローバルライセンス契約を締結

　資生堂が28日、EMEA地域本社(ヨーロッパ・中東・アフリカ)のフレグランス事業を担うBeaute Prestige International S.A.S.(ボーテプレステージインターナショナル/BPI、本社所在地:フランス･パリ)を通じ締結していた、Dolce＆Gabbana S.R.L.(ドルチェ＆ガッバーナ、本社所在地：イタリア・ミラノ)とのグローバルライセンス契約を一部解消することに合意したと発表しました。

ドルチェ＆ガッバーナ ライトブルー オードトワレ

　この契約の解消に伴い、フランスを除くすべての市場での本ライセンス契約に関する事業展開が2021年12月31日を効力発生日として終了する予定とのことです。なお、フランスにおける事業活動に係る本ライセンス契約の解消については、同国の労働法に基づき、従業員代表との労使協議を経た上で決定する予定としています。

　また、BPI社は、本ライセンス契約解消以降、最低12カ月間、Dolce＆Gabbana社商品のグローバルでの生産及び販売を継続する検討を開始しているとのことです。

　同社は、Dolce＆Gabbana社と2016年10月1日にグローバルライセンス契約を締結。今回の契約解消は、同社の中長期戦略の「WIN 2023 and Beyond」に基づくものとしています。