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2003年3月開業の「東京お台場 大江戸温泉物語」が9月に閉館 東京都との契約が切れるため更地にして返還~「創業の地であり継続するための様々な模索したものの延長も再契約も叶わなかった」

[2021/6/23 20:29]

 全国で39の温泉旅館・温浴施設を運営する大江戸温泉物語ホテルズ&リゾーツが23日、「東京お台場 大江戸温泉物語」の営業を2021年9月5日(日)をもって終了し、閉館すると発表しました。「お客様及び関係者の皆様からのこれまでのご支援・ご声援には感謝の言葉もございません。最終営業日まで何卒よろしくお願い申し上げます」としています。

 2003年3月に開業した「東京お台場 大江戸温泉物語」は、江戸情緒の中でゆったりと温泉を楽しめるテーマパークとして18年の間に、年間約100万人が利用する国内でも有数の施設となっていますが、東京都との事業用定期借地権設定契約が2021年12月に期限を迎えるため、閉館することになったとしています。

 同社では創業の地である「東京お台場 大江戸温泉物語」の営業を継続するための様々な方策を検討し、また模索したものの、契約締結当時の借地借家法では、契約の最長期間は20年で延長が認められておらず、再契約も叶わなかったため、建物を解体撤去し更地にしたうえで土地を返還する必要があることから、9月5日をもって、営業を終了することになったとのことです。

 なお、閉館日までのイベントや販売済みの前売入場券等の取り扱いについては、後日同社ホームページで案内するとしています。

「東京お台場 大江戸温泉物語」

所在 :東京都江東区青海2‐6‐3
敷地面積:30,809平方メートル
建物延床面積:10,615平方メートル

[古川 敦]