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「小田急百貨店 新宿店本館」が来年9月末に営業終了 副都心開発を50年以上見守った建造物は解体~新宿店は新宿西口ハルクを改装して営業を継続

[2021/7/16 18:44]

 株式会社小田急百貨店と小田急電鉄株式会社が16日、「小田急百貨店 新宿店本館」での営業を2022年9月末(予定)をもって終了すると発表しました。

新宿店本館外観(左は新宿西口ハルク)

 小田急百貨店は、小田急電鉄が東京地下鉄などと共同して推進する、国家戦略特別区域の都市再生プロジェクトである「新宿駅西口地区開発計画」の進捗に伴い、2022年9月末(予定)をもって、新宿店本館での営業を終了し、以降、新宿店は「新宿西口ハルク」で営業を継続するとしています。

 1967年(昭和42年)に全面開業した「新宿店本館」は、小田急線と丸ノ内線の2棟の駅ビルの外観が同一のパネルにより統一された商業建造物で、西口広場とも一体となったこのデザインはモダニズム建築家坂倉準三氏の手によるものです。

「小田急百貨店開店」「小田急百貨店のあゆみ」より

 新宿駅西口の象徴的な建造物として、副都心開発を見守りながら50年以上にわたり親しまれてきましたが、再開発に向けて解体されることになり、それに伴い、新宿店は、2022年10月(予定)以降の工事期間中、「新宿西口ハルク」での営業となり、それに向けた改装工事に同年春頃より着手。改装後は、「食品」「化粧品」「インターナショナルブティック」中心の構成となる予定とのことです。その他の売場を含めたフロア構成等の詳細は、決定後速やかに発表するとしています。

 なお、新宿店本館跡地には、新宿グランドターミナルの一体的な再編を象徴する大規模開発として、高層部にはハイグレードなオフィス機能、中低層部には新たな顧客体験を提供する商業機能を備える地上48階、高さ約260mの超高層ビルが計画されており、2022年10月(予定)以降に着工、2029年度の竣工が予定されています。

計画建物イメージパース(西側から計画建物を望む)

「新宿店本館」概要

所在地 :東京都新宿区西新宿1丁目1番3号
店長  :林幸一
開業  :1966年9月 新館として一部開店
     1967年11月 本館として全面開業
営業面積:約47,560平方メートル
営業施設:地上14階、地下2階

※小田急百貨店新宿店は1962年11月に現在の「新宿西口ハルク」で開業。現在、「新宿西口ハルク」では食品、スポーツ用品等の売場が展開されています。

[古川 敦]