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串カツ田中がハラスメントや食材の不適切な利用を認め謝罪 該当店舗「アミュプラザ小倉店」は暫くの間休業

[2023/3/1 00:08]

 串カツ田中ホールディングスが28日、ハラスメントの疑いや、食材の不適切な利用が疑われる旨、SNSなどで発信された件について、社内調査を進めた結果、食材管理および衛生管理について、食品衛生法の趣旨に即した提供はなされているものの、社内基準に即した食材管理および提供方法について一部徹底されていないことを確認したと発表しました。

 該当店舗は「串カツ田中アミュプラザ小倉店」(福岡県 北九州市 小倉北区浅野1-1-1 アミュプラザ小倉東館1F)で、該当店舗については暫くの間休業とし、衛生管理の徹底・再教育するとのことです。

 同社では、食品衛生の観点から各業者・専門機関からの意見も聴取しながら、食品衛生法より厳格な安全基準を社内に設けて運用。具体例としては、食材の使用期限についてより短い期間を設定し、手洗いの頻度をより多く設定するといったもので、今回、この社内ルールが一部遵守されていなかったとのこと。

 なお、食品表示法および食品衛生法、その他関連法令(関連する基準・規則等含む)の点についても、所管行政庁と連携のもと調査を行ない、食品・衛生上の安全を確認しているものの、「ご不快な思いを抱かせてしまい誠に申し訳ございません」と謝罪しています。

 調査・安全確認については対象を全店舗に拡充し、併せて社内ルールの再検討および衛生管理に対する再教育を順次実施していくとしています。また、ハラスメントにあたる言動があった旨の主張についても、同様に調査をしたところ、コンプライアンスの観点から不適切な言動があったことが認められ、これについては、社内規程に基づき厳正な処分をしていくとのことです。加えて、被害を受けた人々への対応についても誠意をもってあたるとしています。

 なお、同社では「本件に関する個人への直接的な危害となるような言動はお控え頂くようお願い申し上げます」としています。

[古川 敦]