イオンが衣料・日用品の有料レジ袋を紙製に切り替え 小が20円、中・大・特大が30円
イオンとイオンリテールが4日、全国の総合スーパー「イオン」「イオンスタイル」全店舗(合計523店舗)の衣料、日用品・暮らしの品売場で提供している有料プラスチック製レジ袋を、2023年10月5日(木)から順次、紙製レジ袋に切り替えると発表しました。
同社では「使い捨てプラスチックの使用をさらに削減するため、これまで以上にお客さまにマイバッグ持参等のご協力を呼びかけ、レジ袋辞退率のさらなる向上を目指します」としています。切り替え後に販売される紙製レジ袋は、環境に配慮したFSC認証紙や植物性インキが使用されます。
この取り組みにより年間で約6,600万枚のレジ袋(使い捨てプラスチック約450t相当)を削減できる見込みとのことです。なお収益金(レジ袋の販売価格から原価を差し引いた金額)が発生した場合は、これまでと同様に各地域の自治体等に寄付するとしています。
イオンは1991年から「買物袋持参運動」に取り組んでおり、法令施行前の2020年4月に全グループ会社のすべての売場でレジ袋の無料配布を終了。2022年度に辞退されたレジ袋は約33億枚で、使い捨てプラスチック約2万2,600tに相当。レジ袋の販売により発生した収益金は、全国各地の自治体や団体に寄付しているとのことです。
衣料・暮らしの品売場レジでの紙製有料レジ袋への切り替え
開始日 :2023年10月5日(木)より順次
実施店舗:全国の総合スーパー「イオン」「イオンスタイル」全店舗(合計523店舗)
イオンリテール:総合スーパー「イオン」「イオンスタイル」全360店舗
イオン北海道:総合スーパー「イオン」全39店舗
イオン東北:総合スーパー「イオン」「イオンスタイル」全51店舗
イオン九州:総合スーパー「イオン」「イオンスタイル」全67店舗
イオン琉球:総合スーパー「イオン」「イオンスタイル」全6店舗
※:紙製レジ袋での対応が難しい大型商品などは、有料プラスチック製レジ袋で個別対応する場合もあります。プラスチック製レジ袋の在庫がなくなり次第、順次、切り替える店舗もあります。「イオン亀岡店」は「亀岡市プラスチック製レジ袋の提供禁止に関する条例」の施行にあわせて、2021年1月1日から全館でプラスチック製レジ袋の提供を終了しています。イオンリテール株式会社では今年3月より、京都府、広島県の店舗にて先行実施しています。