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吉永小百合 映画女優デビュー65周年記念、本人監修の写真集刊行決定! 「私の青春を、どうぞご覧ください」~「愛と死をみつめて」などの初Blu-ray化や、特集上映が連動する2年間のプロジェクトが始動

[2024/3/6 12:00]

 映画女優デビュー65周年を迎える吉永小百合さんが本人自ら監修し、日活時代の全出演作品を網羅する「吉永小百合 青春時代 写真集」が2024年6月に刊行されることが決定しました。青春の痛みと悦びを体当たりで演じた吉永小百合さんの日活青春映画。時を経ても今なお輝き続け、夢と希望に満ちた魅力を堪能できます。

吉永小百合 映画女優デビュー65周年記念企画 メインビジュアル (c)日活株式会社

 映画女優・吉永小百合さんのスクリーンデビュー65周年を記念して、“吉永小百合の青春時代”をテーマに「吉永小百合 映画女優デビュー65周年記念企画」を2024年6月から2年間にわたり実施されます。1960年のデビュー以来青春時代を過ごした1976年まで、全日活映画の豊富なアーカイブから吉永さん自らが監修した写真集「吉永小百合 青春時代 写真集」には、昨年実施された日活出身女優の伊藤るり子さん、進千賀子さん、水森久美子さんらとの貴重な座談会も掲載されます。

 今回の映画女優デビュー65周年記念企画の写真集刊行を受けて、吉永さんは「私はいまでも女優を続けていますが、日活時代に学んだことを大切にしています。この度、青春時代の写真集が出来ました。私の青春を、どうぞご覧ください」と喜びのコメントを寄せています。

 また、65周年企画の一環として、「吉永小百合 日活デビュー65周年記ブルーレイ&DVDシリーズ『青春と純愛』」の発売も決定。その第1弾として、吉永小百合&浜田光夫「純愛ブルーレイボックス」が、6月5日(水)に発売されます。

吉永小百合&浜田光夫「純愛ブルーレイボックス」 (c)日活株式会社

 日本中に愛された吉永小百合さんと浜田光夫さんの「純愛コンビ」作品から選りすぐりの5作品「ガラスの中の少女」、「愛と死をみつめて」、「赤い蕾と白い花」、「潮騒」、「大空に乾杯」が収録され、全作品今回が初Blu-ray化となります。特典映像には、当時映画館でしか観ることの出来なかった吉永さん・浜田さんが共演した映画の予告篇を30作以上収録。公開当時に発行された貴重な冊子「日活映画」から二人の記事を特別に編集したブックレットも封入予定です。

 以降、ブルーレイ&DVD 約25タイトルを継続リリース予定。さらに、同企画の特集上映も決定。5月25日(土)から6月28日(金)の間に、「1960年代―吉永小百合と私たちの青春」と名を打って、計20作品が神保町シアターで上映されます。

吉永小百合さんのコメント全文

日活撮影所に初めて行ったのは、高校の入学式の日でした。
制服からまっ赤なブラウスに着替え、精一杯おしゃれをして撮影所までのバスに乗りました。
それからの日々は、日活が私のもう一つの学校になったのです。

デビュー作では、赤木圭一郎さんに出すコーヒーの手が震えてNGを連発しました。
徹夜で看病してくれたマリア様のような芦川いづみさん、
不器用な私の直球を巧みなインサイドワークで受け止めてくれた浜やん(浜田光夫さん)、優しい先輩、同級生が、沢山いました。
不安なことも楽しいこともありました。本当に充実していました。
日活撮影所は、私の青春なんです。

「何でも困ったことがあったら、先生に相談するんだよ」
浦山桐郎監督がおっしゃった声が、今でも胸に響きます。
私はいまでも女優を続けていますが、日活時代に学んだことを大切にしています。
この度、青春時代の写真集が出来ました。
私の青春を、どうぞご覧ください。

【プロフィール】
東京都出身。1959 年松竹映画「朝を呼ぶ口笛」にてスクリーンデビュー。1960 年から日活撮影所に入社し、青春映画にて多くのヒロイン役を演じる。「キューポラのある街」(62)、「愛と死をみつめて」(64)、「動乱」(80)、「細雪」(83)、「華の乱」(88)、「北の零年」(05)、「母べえ」(08)、「北のカナリアたち」(12)など数多くの映画作品に出演し、数々の主演女優賞を受賞。自らプロデュースした「ふしぎな岬の物語」(14)では第38回モントリオール世界映画祭で審査員特別賞グランプリ&エキュメニカル審査員賞をW受賞。最新作は「こんにちは、母さん」(23)。

「吉永小百合 青春時代 写真集」概要

「吉永小百合 青春時代 写真集」(c)文藝春秋

発売日:2024年6月予定
発行元:文藝春秋社刊 編=日活株式会社

吉永小百合&浜田光夫「純愛ブルーレイボックス」概要

吉永小百合&浜田光夫「純愛ブルーレイボックス」展開図 (c)日活株式会社

発売日:2024年6月5日(水)
価格:28,600円(税込)
収録作品(Blu-ray):
 ディスク1 「ガラスの中の少女」 1960年
 ディスク2 「愛と死をみつめて」 1964年
 ディスク3 「赤い蕾と白い花」 1962年
 ディスク4 「潮騒」 1964年
 ディスク5 「大空に乾杯」 1966年
特典内容:
 【特典ディスク(Blu-ray)】「純愛コンビ」予告篇選集など(予定) ※現存マスターの状況もあり、共演作すべての予告篇収録ではありません。
 【封入特典】「日活映画」吉永小百合&浜田光夫特別選集「純愛」ブックレット(全52P装丁)
 【仕様】特製アウターケース、ピクチャーディスク

クレジット:
 【発売元】日活株式会社
 【販売元】株式会社ハピネット・メディアマーケティング
 【コピーライト】(C)日活株式会社

「ガラスの中の少女」(がらすのなかのしょうじょ)

 吉永小百合さんの記念すべき初主演作品。共演の浜田光夫さんも本作で本格デビュー、小百合&光夫の「純愛」コンビ誕生となる輝かしい記念碑。
監督:若杉光夫
出演:吉永小百合 浜田光昿 轟夕起子 信欣三 大森義夫
1960年/本編 64分/モノクロ/スコープ

「愛と死をみつめて」(あいとしをみつめて)

 不治の病に冒されたヒロインと恋人との悲恋純愛ロマン。涙無しでは見ることが出来ないあまりにも清らかで美しい名篇。
監督:斎藤武市
出演:吉永小百合 浜田光夫 宇野重吉 笠智衆 北林谷栄
1964年/本編 118分/モノクロ/スコープ

「赤い蕾と白い花」(あかいつぼみとしろいはな)

 高校三年という多感な青春を瑞々しく描破した石坂洋次郎氏「寒い朝」を純愛コンビで映画化した文芸純愛映画。
監督:西河克己
出演:吉永小百合 浜田光夫 高峰三枝子 金子信雄 北林谷栄
1962 年/本編 80 分/カラー/スコープ

「潮騒」(しおさい)

 美しい海に浮かぶ小島を舞台にした激しくも清らかな純愛。三島由紀夫氏原作を映画化したクラシック名篇。ロケーションによる雄大な自然の中で「純愛」コンビが美しい。
監督:森永健次郎
出演:吉永小百合 浜田光夫 平田大三郎 松尾嘉代 清川虹
1964年/本編 82分/カラー/スコープ

「大空に乾杯」(おおぞらにかんぱい)

 吉永小百合さんがキュートなスチュワーデスに扮し浜田光夫さんと恋をする青春篇。貧乏学生に扮する浜田光夫さんとの格差純愛が切なくも楽しい人気作。
監督:斎藤武市
出演:吉永小百合 和泉雅子 浜田光夫 十朱幸代 広瀬みさ
1966年/本編 97分/カラー/スコープ

※仕様や特典は予定となります。予告なく変更される場合があります。

特集上映「1960 年代―吉永小百合と私たちの青春」概要

上映劇場:神保町シアター(東京都千代田区神田神保町1-23)
開催期間:2024年5月25日(土)~6月28日(金)
上映作品:「ガラスの中の少女」(1960年/若杉光夫監督)、「草を刈る娘」(1961年/西河克己監督)、「キューポラのある街」(1962年/浦山桐郎監督)、「赤い蕾と白い花」(1962年/西河克己監督)、「あすの花嫁」(1962年/野村孝監督)、「ひとりぼっちの二人だが」(1962年/舛田利雄監督)、「青い山脈」(1963年/西河克己監督)、「いつでも夢を」(1963年/野村孝監督)、「泥だらけの純情」(1963年/中平康監督)、「雨の中に消えて」(1963年/西河克己監督)、「美しい暦」(1963年/森永健次郎監督)、「波浮の港」(1963年/斎藤武市監督)、「真白き富士の嶺」(1963年/森永健次郎監督)、「光る海」(1963年/中平康監督)、「風と樹と空と」(1964年/松尾昭典監督)、「帰郷」(1964年/西河克己監督・白鳥信一監督)、「愛と死をみつめて」(1964年/斎藤武市監督)、「私、違っているかしら」(1966年/松尾昭典監督)、「愛と死の記録」(1966年/蔵原惟繕監督)、「斜陽のおもかげ」(1967年/斎藤光正監督)以上、全20作品を上映予定。

[古川 敦]