岩手の中学生自殺で担任教師との交換ノートのやりとりが公開され、尾木ママも激怒。学校の対応に非難の声
岩手の中学2年の男子生徒が自殺した事件で、中学生の父によって担任教師との交換ノートの内容がマスコミに公開されました。報道では、担任と自殺した子どもの以下のようなやりとりが報道されています。
生徒「先生にはいじめの多い人の名前をおしえましょう。もうげんかいです。」
担任(「おしえましょう。もうげんかいです。」の部分に下線を引いて)「上から目先ですね.」(誤字ママ)
生徒「ボクはついにげんかいになりました。もう耐えられません。」
担任(無回答)
生徒「ボクがいつ消えるかわかりません。ですが、先生からたくさんの希望をもらいました。感謝しています。もうすこしがんばってみます。ただ、もう市ぬ場所はきまってるんですけどねw まあいいか…」
担任「明日からの研修 楽しみましょうね」
現段階ではノート以外でどういったやりとりがあったかはわかりませんが、生徒の記述からは明らかなSOSが何度も発信されているのに、担任はそれに対して噛み合わない返事を返すばかりというやりとりが繰り返されていたようすがわかります。
教育評論家の尾木ママこと尾木直樹さんは、こうしたやりとりや、校長がいじめの事実は知らない、いじめがあったかなかったかをこれから調査すると発表するなどの学校側の対応を知って激怒。ブログで「生徒殺人学校! こんな学校が存在するのでしょうか!?」「こんな危険な学校 見たことも 聞いたことも ありません!!」と激しく非難しています(尾木ママのブログ)。
Twitterでは、「家の息子去年迄その学校だったんだ、だけど途中から行けなくなってしまって、子供達が安らぐ場所へ家族もろとも新天地に引っ越した。同級生の死が、あの時の謎まで解明してくれる事を祈るばかりです。」というつぶやきも。
ネットではこうした事件の際に、いじめた生徒の犯人探しがまず始まるのが常ですが、今回は担任や学校への怒りが先に立っているようです。
また亡くなった男子生徒の残したノートには、2ちゃんねるでよく使われる「w」や「市ぬ」などの言い回しがあることから、2ちゃんねるでは「自殺する前にネットで全部ぶちまければよかったのに」といったレスも多く見られます。