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【聖地巡礼・ラブライブ!1期(2)】時間がなくてもサクッと楽しめる! 秋葉原駅近隣のラブライブ! 1期の聖地を訪ねて

[2015/9/22 12:54]

 「ラブライブ!」は、アニメシリーズ1期ではスクールアイドルグループ「μ's」の結成、2期ではラブライブ!優勝とあわせて「μ's」解散決定と、短い期間でめまぐるしく状況が変化する作品です。今回は「μ's」結成から紆余曲折を経て「μ's」再始動まで続く、1期の聖地を数回に分けて巡っていきます。

 今回はラブライブ!作品でいつも目にする“オタクの聖地”、秋葉原エリアで楽しめるラブライブ!聖地をご紹介します。

 まずは、スクールアイドルを目指すきっかけを作った第1話で登場するUTX学園へ。UTX学園のモチーフになった駅前の大きなビルはオフィスビル「秋葉原UDX」で、駅前から続くエスカレーターを経由して歩行者回廊上を秋葉原UDX方面へ進んでいきます。

 秋葉原UDX方面へ近づいた後にアキバヨドバシカメラ方面を向くと、高坂穂乃果の横顔とともにちらりと見えた富士ソフトアキバプラザの姿もしっかり再現。高坂穂乃果が初めて矢澤にこと会話を行うシーン、A-RISEを凝視する矢澤にこの横顔が映るシーン、さらに矢澤にこと高坂穂乃果が秋葉原ダイビルをバックに2人並んだ姿や、A-RISEの姿に衝撃を受けた高坂穂乃果のシーンそのままの風景がしっかり楽しめます。

1話でUTX学園(現実世界では秋葉原UDX)へと通ずる陸橋の入口付近の風景は、9話で南ことりがメイドカフェのバイトに誘われた回想シーンでも登場
1話の高坂穂乃果がUTX学園のスクリーンを眺めている時にちらっと見えた横のビルのデザインも劇中そのまま
1話の初めて高坂穂乃果が矢澤にこと言葉を交わした奥のソフマップの壁面の色合いも劇中そっくり
1話の矢澤にこがUTX学園のスクリーンを凝視する奥の風景
奥のビルの遠近感が異なりますが、1話の秋葉原ダイビルをバックに高坂穂乃果と矢澤にこが並ぶ姿が浮かんでくる風景
1話の高坂穂乃果がUTX学園のスクールアイドルの姿に衝撃をうけるシーンの背景となる場所

 その後、秋葉原電気街口の近くにあるAKIHABARAゲーマーズ本店へ。ゲーマーズ本店はラブライブ!劇中にたびたび登場しますが、今回は6話に登場したシチュエーションに絞って紹介します。

 まずは「μ's」センターの座を巡ってビラ配りを行うために店頭に立ったシーンの舞台を撮影。AKIHABARAゲーマーズの再現性が高いことはもちろんですが、“地面表現のラブライブ!”と多くの聖地巡礼ブログで言われている通り、実際に現地で同じシチュエーションで写真に収めてみると、再現性の高さに驚きます。

その後は6話に出てきたAKIHABARAゲーマーズ本店前の様子です
6話でも“地面は正確なラブライブ!”の評判通り、路面のデザインは現実そのままのデザインなのが印象的です

 その後、にっこにっこにーでお馴染みの矢澤にこがビラ配りをする様子や、ビラ配りの反応が悪く必死な表情をするシーンの聖地へ。いち早くビラを配り終えた南ことりの背景は、劇中では建設途中のラジオ会館の様子が映っていました。今日では工事はすでに終了し、その位置にはヤマダ電機が建っています。AKIHABARAゲーマーズ本店前のビルの風景も、魔法少女まどか☆マギカのイラストを除けば劇中そっくりです。

6話のにっこにっこにーでお馴染みの矢澤にこが街頭でビラを配る背景もほぼ現実と同じです
6話のビラを受け取ってもらえなかった矢澤にこの必死な感じのシーンで目にする地面の表現は、ラブライブ!ならではの忠実な再現ぶりにビックリ
6話劇中のいち早くビラを配り終えた南ことりの背景は、放送時期から時間が経過したことで駅周辺ビルの開発が進み、若干背景が異なります
6話の自身のビラ配りのペースが遅いことにショックを受けた矢澤にこの背景のシーンも、「魔法少女まどか☆マギカ」のイラストを除けばかなりの再現率です

 最後に、秋葉原を舞台に逃走劇を繰り広げた9話のシーンを見ていきます。9話は「μ's」のメンバー、南ことりがメイドカフェで伝説のメイド「ミナリンスキー」であることが発覚。挿入歌ワンダーゾーン公開へと続く話です。

 まずは、メイド服に着替えた南ことりが「μ's」のメンバーから逃走するシーンでは、アキバ☆ソフマップ1号店横から劇中では「とんかつ冨喜」となっているとんかつ冨貴前を駆け抜けていく光景が登場。その後、AKIBAカルチャーZONEを背にして走る高坂穂乃果たちの姿が印象的なシーンへと続きます。

9話で南ことりが「μ'S」のメンバーから逃げるシーンで、ソフマップの角を曲がったシーンはしっかり劇中のような雰囲気を感じます
同じく9話に出てきたとんかつ冨貴は、とんかつ冨“喜”として一文字違いで登場
9話アキバカルチャーズゾーンは、若干看板レイアウトが異なりますが雰囲気は出ています

 その後、「μ's」の面々の前で、アルバイト先のメイドカフェ内で南ことりからメイドカフェでアルバイトをしていること、伝説のメイド「ミナリンスキー」は南ことり本人であることを打ち明けた後に、高坂穂乃果からの“アキバでの体験をもとに「μ's」の歌の歌詞を作ってみたら良いのでは”、というアドバイスを受けて作られた9話の題名と同名の「ワンダーゾーン」のシーンへと移行します。

9話ワンダーゾーンの挿入歌部分でベルサール秋葉原のシーンが登場
その後のベルサール秋葉原横のシーンもほぼ精確に表現されています
ワンダーゾーンが流れる中で大黒屋のシーンも再現性が高いです
その後先ほどのレイアウトとは違う形で住友不動産秋葉原ビル入口のシーンも再登場

 今回は、秋葉原駅から半径500m位の範囲にあるラブライブ!聖地を回ってみましたが、短い距離の中でこれだけ多くの聖地に巡りあうことができました。ラブライブ!の聖地表現は、建物の再現性も高いことはもちろん、地面表現が正確な作品と言われているだけあって、とくにAKIHABARAゲーマーズ付近の路面の再現性の高さに驚きました。

 秋葉原駅から徒歩でアクセスできるラブライブ!聖地は駅前だけでなく、神田明神、男坂、昌平橋付近エリアにも広がっています。時間の余裕があれば、秋葉原から少し離れた場所にあるラブライブ!聖地にも足を運んでみるのもオススメです。

[池延大栄(大帝オレ)]