【聖地巡礼・ラブライブ! 1期(1)】穂乃果の実家「穂むら」のモデルになった老舗甘味処「竹むら」で甘味と巡礼を楽しむ
ラブライブ! では、秋葉原を中心としたエリアで劇中と同じような光景が楽しめることから、土日祝日ともなると多くのラブライバーがラブライブ! 聖地巡礼を楽しむ姿を見かけます。
今回は、ラブライブ! 劇中で音ノ木坂学院の面々で結成したスクールアイドル「μ's」のリーダー高坂穂乃果の実家「和菓子屋穂むら」のモデルになった「竹むら」に行ってきました。
「竹むら」は戦前の1930年に創業。関東大震災での被災もなく、第2次世界大戦時に空襲の被害がなかったこともあって、今日「竹むら」は東京都景観条例に基づく東京都選定歴史的建造物に指定されています。長きにわたって営業を続けてきたことから、ラブライブ!の舞台として登場したほかにも、池波正太郎の著書「散歩の時に何か食べたくなって」や、仮面ライダー響鬼にも登場。いろいろな作品ファンの聖地となっている老舗甘味処です。
「竹むら」は、ラブライブ!ファンで土日祝日は混雑すると聞いていたので、今回は平日の昼すぎに利用しました。昼すぎの店内は適度に空席があり並ぶ必要もありませんでしたが、2階席は団体客の予約を受付けていることもあり、予約で満杯とのことです。
9月も半ばを過ぎて涼しくなったとはいえ、昼間はまだ蒸し暑い日も。メニュー表を見てみた結果、「氷あずき」770円とラブライブ!劇中で「穂むらまんじゅう」「ほむまん」と呼ばれる看板メニューのモデルになった「揚げまんじゅう」470円を注文しました。
かき氷は近年はやりの兆しを見せている口溶けの良い天然氷を使ったかき氷ではなく、氷のつぶつぶ感が粗めな昔ながらのかき氷です。急いで食べると頭がキンキンと痛みますが、氷の下に潜むあずきとあわせていただくと、甘くすっきりとした味わい。かき氷を食べた日は暑かったこともあって、あっという間にかき氷の氷はシャーベット状になってしまいました。
かき氷を食べ進めていると、竹むらの名物「揚げ饅頭」が緑茶と共に運ばれてきました。「揚げ饅頭」は天ぷらの要領でまんじゅうを揚げた一品で、表面カリッと、中はモチっとした独特な食感で、ガツンと強いしっかりとした甘さが癖になります。
「竹むら」では、甘味処として楽しむのとあわせて、ラブライブ!劇中に出てきたシーンを探す楽しみもあります。1話からは、玄関正面のシーンが高坂穂乃果が学校に通うために玄関を開けるシーン、妹の雪穂が外を見ていた窓、穂乃果ママとともに映るお店の横側のシーンもほぼ正確に表現されていることがわかります。
12話では、11話でライブ中に倒れた高坂穂乃果を見舞う「μ's」の面々が集まるシーンで「竹むら」が登場します。玄関前で「μ's」の面々が集まるシーンは若干背後のお店や家のレイアウトが異なり、劇中そのままではありませんが、1年生組が集まる地面表現が正確なことがわかります。また、2階の自分の部屋から道路で待つ1年生に手を振る高坂穂乃果のシーンについては、玄関上の大きな看板がないことを除けば、ほぼ劇中通りの風景が楽しめます。
目と胃で楽しめるラブライブ!聖地は、今回ご紹介した「竹むら」のほかは、、秋葉原にある「キュアメイドカフェ」、ニューヨーク市にある大衆居酒屋「Kenka」の3カ所のみ。中でも「竹むら」は元々有名な老舗甘味処ということから、聖地巡礼目的以外でも足を運ぶ方が多いお店でもあります。周囲からラブライバーと気取られる事なく、聖地巡礼を楽しみたい方が最初に足を運ぶ聖地としてオススメします。