ライフ

今日14日はスーパームーン! 68年ぶりの大接近。21時からウェザーニュースがネット生中継~「定義がはっきりしない言葉」と国立天文台

[2016/11/14 19:41]

 2016年11月14日は、今年最大の満月となる「スーパームーン」。20時21分に最も地球に接近し、22時52分に満月となります。沖縄・先端諸島と北日本以外は、天候は良くないので見るのは難しそうですが、「ウェザーニュース」では、21時~23時に「スーパームーンの特別番組」がYouTube Live、ニコニコ生放送、LINE LIVE、FRESH! by AbemaTV、Facebookライブ動画などで、国立天文台の平松正顕氏の解説と一緒に中継されます。

スーパームーン特別番組

 国立天文台によると、「11月14日の満月のときの計算上の月の地心距離は356,520.2km、68年前の1948年1月26日の満月のときの地心距離は356,490.6kmと、その差は30km。また、44年前の1972年11月21日の満月のときの地心距離は356,523.8kmと、2016年には及ばないものの、その差は、4km程度とごくわずか」とのこと。

 さらに、「月を地平線近くで見るか、天頂近くで見るかによって月までの距離は約6,400km違うので、月の地心距離の数十キロメートルという小さな差が大きく取り上げられるのは、やや不思議な感じがしませんか?」と“68年ぶり”を強調することに疑問を投げかけています。

 また、「『スーパームーン』は、はっきりとは定義されていない言葉ですが、このような話題をきっかけに、皆さんに星空や天文現象への関心を持っていただければと思います。言葉だけでなく、その向こうにある宇宙の面白さにも目を向けてみてください」と語っています。

[古川 敦]