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まくらを全否定する“たわし”に注文殺到! 「睡眠用たわし」が発売3日間で2か月待ちに~和歌山のたわし職人と約半年試行錯誤

[2017/3/27 20:13]

 悟空のきもち企画(ゴールデンフィールド)が2017年3月24日に発売した「睡眠用たわし」(発売元アメイズプラス)が、発売3日で同社の予測を上回る1,000個超を受注し、すでに2か月待ちになっています。同社によれば、枕に不満を持つ層の注文が殺到し、発売後「だんだん眠くなる たわし」、「寝落ち用 たわし」と評価されているそうです。

 約10分で眠らせる頭ほぐしの「悟空のきもち」を運営するゴールデンフィールドが、頭と睡眠の関係を研究する過程で、「入眠や、睡眠中、起床後の爽快感など、どの面で見ても、まくらより、タワシが優れていると考え企画を展開した」のが「睡眠用たわし」。色は茶と白の2色展開、価格は各9,800円(税抜)。

 寝具メーカーより、快眠枕の開発依頼を機に企画を開始したものの、どう考えても答えは枕ではなかったことで、企画は難航。理想的条件としてたわしに辿り着いたとのこと。

 ただ普通のたわしでは、かなり寝にくく、野菜や体を洗える「やさしいたわし」を展開する純国産たわしシェア1位の創業87年の老舗、高田耕造商店(和歌山県)に協力を依頼。和歌山のたわし職人との約半年の試行錯誤のすえ、世界初の睡眠に特化した「睡眠用たわし」を完成させたとのこと。今回の反響に、たわし職人は「国産たわしの新時代と歓喜している」そうです。

 たわしは圧倒的な通気性を誇り、枕に比べ-5度温まりにくいとのこと。起床後、ぼーっとする人、寝ぼける人は温めすぎで、爽快に起きれものを追求した結果が、たわしだったとしています。また、寝つきのいい頭皮は、適度にいじめることということで、寝落ちに導くメソットをたわしで再現。さらに、たわしは、毎日水洗いしても、すぐ乾く圧倒的な清潔さを持っています。

 「睡眠用たわし」を実際に使用すると、これまでのまくらの経験から、最初は違和感はあるものの、徐々に慣れていくことで入眠速度はもちろん、起床後の爽快感など、やみつきになるそうです。同社では「5年後の日本に、『まくら派・たわし派』の論争がおこる。それは現実になると考えている」としています。

[古川 敦]