気象庁が18日にかけて非常に強い風と激しい雨に警戒を呼びかけ~関東甲信越で最大風速35m、雨量180ミリの予報
気象庁が、西日本から北日本で2017年4月18日(火)にかけて海上を中心に非常に強い風が吹き、海は大しけとなる見込みとして、2017年4月17日16時45分に「暴風と高波及び大雨に関する全般気象情報 第3号」を発表しました。
また、太平洋側を中心に局地的に雷を伴った非常に激しい雨が降り大雨となると予想し、暴風、高波、土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫への警戒を呼びかけています。
前線を伴った低気圧が朝鮮半島付近にあって東北東に進んでおり、低気圧は急速に発達しながら18日にかけて、日本海を北東に進む見込み。低気圧や前線に向かって、南から暖かく湿った空気が流れ込むため、西日本から北日本の太平洋側を中心に、大気の状態が非常に不安定となる見込みとしています。
また、18日にかけて予想される最大風速(最大瞬間風速)は、
近畿地方、北海道地方 25m(35m)
四国地方、関東甲信地方、東北地方 23m(35m)
北陸地方 22m(35m)
九州北部地方、東海地方 20m(30m)
九州南部・奄美地方、中国地方 18m(30m)
18日にかけて予想される波の高さは、
北海道地方 6m
四国地方、近畿地方、関東甲信地方、東北地方 5m
九州北部地方、東海地方 北陸地方 4m
の見込みとしています。
西日本では非常に激しい雨が降り大雨となっており、西日本から東日本の太平洋側を中心に18日にかけて局地的に雷を伴った非常に激しい雨が降り、大雨となるところがあるとのこと。
18日18時までの24時間に予想される雨量はいずれも多いところで、
東海地方 230ミリ
近畿地方、四国地方 200ミリ
関東甲信地方 180ミリ
九州南部・奄美地方 150ミリ
北陸地方 120ミリ
東北地方、北海道地方 100ミリ
の見込みとしています。
また、18日は北日本でも大雨のおそれがあるとしています。
気象庁では「土砂災害に厳重に警戒し、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒してください。また、落雷や竜巻などの激しい突風にも注意が必要です。発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど、安全確保に努めてください」とし、「18日にかけて広い範囲で雨が降り、東日本や北日本を中心に雪解けが進むため、融雪による河川の増水や土砂災害に注意してください。また、なだれにも注意が必要です」と注意を呼びかけています。