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大雪でエアコンが効かない! そんな時はダイキンの「大雪に関する困りごと解決方法」が役に立つと話題に~「暖かい風が出てこない」、「5分くらいで止まる」…

[2018/1/23 15:52]

 関東地方では、発達する低気圧の影響で2018年1月22日(月)から雪が降り続き、東京都心でも10cm以上の積雪を観測しました。そんな中、エアコンでの暖房効かず困る人も多く、ダイキン工業が公開している「大雪に関する困りごと解決方法」が役に立つと話題になっています。


 大雪が降ったときのよくある症状として、「暖房運転に設定しているのに、エアコンから暖かい風が出てこない」、「運転開始から5分くらいで止まってしまい、しばらくすると、また運転を開始する」、「エアコンの室外機から異音がする」、「室外機から湯気が出ている」などがあります。これらの症状は、雪が室外機の吹き出し口、吸い込み口をふさいでいたり、室外機内部の熱交換器に霜が付くことが原因です。

 室外機の周りの雪を取り除き、吹き出したり、吸い込んだりする空気の通り道を確保し、30cmは空けるようにしましょう。一般的に、室外機の前面が吹き出し口、側面と背面が吸い込み口で、前面だけでなく、側面や背面の障害物にも注意が必要です。また、室外機の上に積もった雪も、落下して吹き出し口や吸い込み口をふさいでしまう可能性があるので、それも取り除きます。雪を取り除いたら、電源プラグを抜くか、ブレーカーを切ってからもう1度入れなおし、リモコンで再度運転を開始します。


 また、エアコンは暖房運転時、室外機は屋外に冷たい空気を吹き出していますが、その際に室外機内部の熱交換器が非常に冷たくなっているため、空気中の水蒸気が熱交換器に結露して凍り「霜」となります。霜が付着してしまうと、室外機の空気の吸い込みが妨げられ、屋外の熱を効率的に取り込むことができなくなってしまいます。

 そのためエアコンには、熱交換器に付いた霜を溶かす「霜取り運転」の機能が付いていますが、この機能が働くと通常の暖房運転とは反対に、室外機の熱交換器を暖めることで霜を溶かすので、その間はエアコンから暖かい風が出てこなくなります。しばらくして霜が溶けてなくなると、通常の暖房運転が再開されます。

 霜取り運転で霜を溶かす際に、周囲との温度差により湯気が発生することがあります。また、霜取り運転中に、室内機から「プシュー」という音が出ることもありますが、これはエアコン内部で冷媒の流れが切り替わる音で、故障ではありません。

[古川 敦]