撥水加工して…ませんでした… 無印良品がソファ用カバーの表記誤りで消費者庁から措置命令~撥水加工してないのに「施した」と表記。返品・返金で対応
良品計画は25日、消費者庁より、「綿ポリエステル変り織ソファ用カバー」表記誤りに対して景品表示法に違反する行為として、同日付で措置命令を受けたと発表しました。
「綿ポリエステル変り織ソファ用カバー」の表記誤りについては、2018年1月以降、ホームページやメールなどを通じて告知しており、同社では「信頼を裏切る結果となり、心よりお詫び申し上げます。今般の事態を重く受け止め、今後、このようなことを起こさぬよう、再発防止に向けて全力で取り組んでまいります」と謝罪しています。
今回の誤記は「綿ポリエステル変り織ソファ用カバー」各種で、実際の商品には撥水加工は施していないにも関わらず、商品タグなどに「撥水加工を施しました。」と誤って表記していたもので、希望者には返品・返金で対応しています。なお、2018年2月8日以降、表記誤りをすべて修正したうえで、該当商品の販売が再開されています。
同社が、2017年12月末に生地の実際と商品タグの記載との違いに気が付き、該当商品の販売を停止。合わせて、仕様の確認や工場への聴取などの内部調査を行なったとのこと。2018年1月23日に、内部調査の結果を消費者庁に対して自主報告を行ない、以後、追加の内部調査を行なうとともに、再発防止策などについて検討してきたとしています。
今回の原因は、2015年6月に生産工場を変更した際に、本来は、生地の撥水加工をやめたことに伴って商品タグなどに記載の情報も変更すべきところ、同社内部の伝達ミスにより、商品タグや店頭POP、カタログの情報を変更せずに、そのまま使用し続けていたとしています。
今後の再発防止策として、商品タグや店頭POP、カタログ等の作成に関しては、情報の一元管理を行なうとともに、作成と承認のプロセスを見直し、また、景品表示法をはじめとする関係法令及び監督官庁のガイドラインの理解と遵守を、より一層徹底していくとしています。