TOKIOメンバー・国分太一さんが朝番組「ビビット」で事件について謝罪、出演者との一問一答~「本人とはこの件についてまだ話もメールもできていない。本当にあってはならないこと」
4月26日(水)、TOKIOメンバー・山口達也さんが強制わいせつの疑いで書類送検されたニュースは、日本中の視聴者を驚かせました。レギュラーで出ているテレビ番組も5本、CMにも多数起用されているため、テレビ業界に与える影響も甚大。
レギュラー出演中の番組はいずれも、放送休止や、山口達也さんの出演を差し止めることを発表。「ザ!鉄腕!DASH!!」は収録済みの内容は山口達也さんの出演部分をカットして編集し直し、放送する予定だとしています。
また、山口達也さんを起用していたスズキ「ソリオ」のHPからは、すでに出演CMが削除されています。
報道翌日となる4月26日(木)、TOKIOメンバーの国分太一さんがレギュラーで出演しているTBS「ビビット」では、番組冒頭から異例ともいえる国分太一さんの謝罪を放送。さらに、テリー伊藤さんら出演者が、同じTOKIOのメンバーである国分太一さんに、山口達也さんの最近の様子などについて突っ込んだ質問をしました。
「ビビット」ではまた、過去のVTRからTOKIOメンバーとして歩んできた山口達也さんのこれまでを振り返りましたが、その間も国分さんの顔をずっとワイプで放送。番組開始前からスタッフやキャストに謝罪して回っていたという国分太一さんに、ネットでは同情の声が聞かれました。
以下では、国分太一さんの番組中のコメントをご紹介します。
TBS「ビビッド」番組冒頭に放送された国分太一さんの謝罪コメント
TBS「ビビッド」番組冒頭では、国分太一さんが黒いスーツ・黒いネクタイで1人で登場。涙まじりに謝罪のコメントを述べ、計4回、深く頭を下げました。以下、番組冒頭の国分さんのコメントをお伝えします。
「おはようございます。番組冒頭ではございますが、同じメンバーでもあります山口達也が、強制わいせつ容疑で大変ご迷惑をおかけしました。深くお詫び申し上げます」と深く一礼。
「そして何より被害に遭われた女性に、メンバーとして、謝罪させていただきます。本当に、申し訳ございませんでした」ここでさらに一礼。
「正直、自分の頭の中も整理がつかない状況ではありますが、山口が起こしてしまったことは、絶対に許される行為ではありません。20年以上いっしょにいるメンバーがこんな事を起こしてしまった。驚き、悲しみ、悔しい思い、いろんな感情が湧き出てきます。何よりも、山口を信じ、ずっと追い続けてくれましたファンのみなさん、本当に申し訳ございませんでした」深く一礼。
「そして、山口を信じ、ずっと一緒に仕事をしてくださったみなさん、悲しい思い、落胆する思い、たくさんの感情を作ってしまい、本当に申し訳ございませんでした」深く一礼。
番組キャストとのやりとり
番組では事件の概要を伝えたあと、テリー伊藤さんら出演者から国分太一さんに、メンバーから見た山口達也さんの様子などが質問されました。以下ではその部分を書き起こしてお伝えします。なお、国分太一さん以外の出演者の発言については、一部省略するなど編集した部分があります。
――太一さんは、今回の件はいつ知ったんですか(テリー伊藤さん)
「ぼくが今回の件を知ったのは、実は昨日TOKIO 5人で、フジテレビの番組の収録がありまして、収録が終わったのはだいたい18時半だったんですけれども、それまでは恥ずかしながらまったく知りませんでした。楽屋に帰ってから、ちょっとマネージャーさんたちの動きがおかしいなと思い、山口以外のメンバー4人が、同じ場所にいて、衣装から私服に着替えるという時に、なんか、まあちょっと、こういったようなことが、わいせつ行為があったというようなことが報道されていますという、近くにいたマネージャーから聞きました。メンバー全員、頭まっしろで何の話をしているかも全くわからなく…。はい。」
――事件は2月で、それから和解までの間、彼の行状っていうのはどうだったの? ひとつ間違えれば、それこそ億の損害があるじゃない(テリー伊藤さん)
「はい…。TOKIO 5人での収録というのも1カ月に1回あるか…。ここ最近は、1カ月に1回くらいだったんですけれども、その1カ月の間では、まあ、申しわけないですけど自分はいつもの山口達也にしか見えなかったので。まさか…こんなことになっているということは、うちのメンバー全員気がついてないような気がしますけれどもね。」
――いま思えば、山口さん、それほど変化がなかったんですか(堀尾正明さん)
「そうですね…やはり、えっと、普通に収録があっということで、もしかしたら、スイッチを入れてその収録に挑んでいたのかもしれないですけれども。まあ、収録中はいつもの山口達也にしか見えなかったです。」
――アイドルとは言っても46じゃないですか。46の男が酒を飲んで、普通に考えて高校生を家に呼ばないよね。泥酔状態の中で。そこってなんなのかなって。「酒飲んでるから、覚えていない」「でも、そうかもしれない」。でも、もう一方の報道では、酒を飲まそうとしたっていう報道もありますよね。それっていったいなんなのかな。彼自身が、そこのとこどういう風に思っているのか。昨日の事務所側のコメントで酒の件とか出てきてませんよね。これを(被害者の)女子高校生がどう思うか。本当はもっと違うことがあったんじゃないか。こういう事件って、それこそ今までもたくさんありました。最初の報道から、たぶん明日以降週刊誌などがどんどん後追いしたりしてきますよ。そうなると、また違うことが出てくると、さらにね、山口メンバーのイメージも悪くなると思うのね。TOKIOも含めて。だから、いま本当に山口メンバーがしなくてはいけないのは、彼自身がいますぐ出てきて、みんなの前で会見して、本当のことをしゃべる。それは、女子高校生に対する思いでもあるような気がするんですけどね。(テリー伊藤さん)
――山口さんとお話されました?(真矢ミキさん)
「昨日収録が終わった後は、他のメンバー4人で、メールのやりとりだったりとか、今後はどんなことがあっても連帯責任だと、まあ、どんな処罰でも自分たちは受けなきゃいけない、というような(話を)メンバーとはしたんですけれども。本人である山口達也からは、まだ、話ないしメールで連絡を取るということはないので、いまテリーさんが言われたように、今回あったことは、(力を入れて)本当にあってはならないことですから、山口達也がどうしてこういうことをしたのか。まずは、本人の口から聞かないと、メンバーだけじゃなく周りにいるスタッフそしてファンの皆様、いろんな方が納得できないと思うので……やはりぼくも同じ思いで彼が話さないといけないんだなと。はい。」
――彼がいなくなって、他のメンバー4人では話し合ったんですか(テリー伊藤さん)
「自分たちも収録が終わって、何があったのかわからない状況……えっと事務所としても、関係各所いろんなところに迷惑をかけているということで、動いていたと思います。正直自分たちに、いろんなことがわかってきたというのが、もう12時近かった。夜中の12時近かったということもあり、でも、メンバー同士の中では、家に帰った後でも、メールをして、やっぱり、デビューして23年…ですけどジュニア時代を入れるともう30年近くいるメンバーなので。彼がやったことの責任ということを、まず自分たちも自覚しながら、できること、対応を、しっかりとしていかなきゃいけないねという話はメンバー同士ではしました。」
――今回その、「お酒を飲んでいて覚えていない」という山口さんの話があります。もちろんお酒を飲んでいようがいまいが許される行為ではなかったと思うんですけれども、一部の報道によると、体にお酒の問題を抱えていて、病院に通っていた? っていうような報道も見たんですけれども。それは知らされていたんですか。(堀尾正明さん)
「はい。そこまで詳しいことは正直聞かされてはいなかったんですけれども、実際に病院に行って、お酒と向き合っているという話は、あの、聞いたことあります。今回あったことに関しては、それとはちょっと関係ないことだと思いますし、実際に起こしてしまったことに関しては、彼が、やってはいけないことをやってしまったので。」
――こういう報道でもうひとつ心配なのは、番組で知り合ったかどうかわかりませんけれども、特定されていくわけじゃないですか。女子高校生が。山口メンバーが厳しく言われるのはいいんです。当たり前ですから。ただ、同時に女子高校生の人格なりを守っていかなくちゃいけないっていうのも、報道の中で、もうひとつ大切なことじゃないかと。事実を追求していくとそっち側の方も話が出てくる。それがちょっと気になるところですけどね(テリー伊藤さん)
――「Rの法則」っていう番組の女性の方だったということですけれども(堀尾正明さん)
――まだそれはわからないですけどもね(テリー伊藤さん)
――というふうに聞いてるんですけど。あの番組って、もう6~7年続いている番組で、山口さんが親分肌になって、10代の女の子や男の子たちのトレンドを聞くっていう番組ですけれども、すごくいい雰囲気でやってるっていうイメージが、毎回見てるわけじゃないですけどもあったんですけれども。番組自体については、聞いたことはあるんですか(堀尾正明さん)
「彼がやっていたその番組に関しましては、ほんとに男の子も女の子も山口くんのことを本当に慕っている、という話はあの、噂では聞いていたりとかして。まあ年齢的なものもありますけれども、みんなから、まあ、お兄ちゃん的存在であったりとか、紅白歌合戦で楽屋に挨拶に来る後輩の子たちもいたりとかしていて、ああ、いい関係なんだなと見ていたんですけども。まあ、まさかこういうことになっているっていうのは……正直わかってなかったので。非常に残念です。」
――呼び出されたら、断りづらかったりしている。女の子たちも、怖い思いと残念な思いをしていると思うんですけれども。わたしも女の子を2人育ててますけど、本当によく言い聞かせようと思って、どんなに偉い人でも、こんなに信用おける……おいていたんですけれどもわたしは。ような人でも、部屋に上がってしまったら何が起きるかわからないよ、ということと、あと「部屋に上がった方にも非がある」なんてことを言われてしまうのは本当に悔しいし。ママは絶対に相手を許さないと思うから、本当によく考えて行動しようねっていうことを、女の子を育てている親として言っていかなきゃなというのを改めて思いました。(和田明日香さん)
「…はい。」
和田明日香さんが母としての気持ちを語ったところでの、国分太一さんの非常に沈痛な表情が印象的でした。