ネットの話題

TOKIOの山口達也さん記者会見全文~事務所の顧問弁護士が無期限謹慎を発表。質問に答えた山口達也さんの被害者、メンバー、ファンへの思いとは

[2018/4/26 19:55]

 4月26日(木)、TOKIOメンバーの山口達也さんが強制わいせつの疑いで書類送検された事件で、山口達也さん本人が14時から記者会見を開催しました。

 会見にはジャニーズ事務所の顧問弁護士、のぞみ総合法律事務所の矢田次男弁護士が同席。山口達也さん本人の質疑応答の前に、矢田弁護士より経緯説明などが行われました。

 かなり長文となりましたが、ここでは、記者会見の様子をできるだけ忠実に文章に起こしてお届けします。

TOKIO 20周年ツアーのCD「HEART」ジャケット(Amazon.co.jpより)。今後、5人揃ってのツアーがあるかどうか、現在は誰にもわからない状態です


顧問弁護士からの記者会見に関する説明

弁護士の矢田でございます。ジャニーズ事務所の顧問弁護士でございます。
会見に先立ちまして、わたくしの方から、お詫びやらお願いごとがございますので、ちょっとお話させていただきます。

今回の件は、2月12日のことだったんですが、こういう展開になっているということを、本人自身が知ったのは3月末でございまして、会社が知ったのはつい最近のことでした。そんなことから、本来であればもっと早く皆様にお詫び、そしてご報告しなければならないことが多々あったわけでございますが、今日に至ったということを、まずもって会社に代わりまして、わたくしからお詫びしたいと思います。申し訳ございませんでした。

今回の件についてでございますが、書類送検はすでにされているようでございますすが、まだ検察官の処分はなされておりません。今後、検察官の取り調べ等を経たうえで、本人の処分が決まるということになります。

そういった関係から、詳しい内容についてすべて皆様にご説明するわけにもいかない、という問題やら、それから、被害者、関係者が未成年者であるということから、その特定その他、いろいろご迷惑をおかけしてはいけないということもございますので、あまり詳しい内容のご説明は、ここではご容赦いただきたく思っております。

とは申せ、本人がこれまで、様々なみなさんのおかげで、活動してきております関係からすれば、最低限のご説明はしなくてはいけないのではないかと思いまして、わたくしどもの方で、捜査等に差し支えない範囲で、事実関係をまずもってわたくしから、ご説明申し上げたいと思います。

その上でみなさんからのご質問を受けて、本人からまず最初にあいさつと、本人からの、皆さんの質問に対するお答えをさせたいと思っております。

そういうことで、ご了承いただきたく思います。


顧問弁護士による経緯説明と、事務所による山口達也さん無期限謹慎処分の公表

本件当日は、朝早くに仕事が終わったことから、じつは当時彼は入院して、入院先から仕事に行ったりしていました。この日は退院ということで自宅に帰りまして、ひとりで荷物の片付けなどをしていました。そうするうちにちょっと飲みたくなりお酒をひとりで飲み始めました。

夕方までひとりで飲んでいましたが、飲んでいるうちに、かねて知り合いの被害者の方に電話をかけて話しをしているうちに、家で話をしたいということで彼から誘いまして、その結果、被害者の方と、ご友人の方とお2人が本人の自宅にいらっしゃったわけでございます。

その後、3人はリビングで、本人・山口は酒を飲んで、彼女たちは飲んでいないのですが、30分から1時間ほど話をしたようで、その頃には本人は相当酩酊状態にあったようで記憶がじゃっかん明確でない部分もございますが、いずれにせよ、話をしている最中に、本人が被害者の方ひとりにキスをしたということは間違いございません。

その後、本人は事実を認め、深く反省しておりまして、被害者の方、そして同席されたご友人の方に対しては、こうしたことになって誠心誠意お詫びをいたしまして、結果としてお許しはちょうだいしております。

なお、刑事処分や関係者との協議が未了の段階ではございますが、事務所、会社としては、本人の今後の芸能活動については無期限の謹慎とすることに決定いたしております。

なお、わたくしからご紹介もあれですが、被害者の親御さんからのお言葉を頂戴しておりますので、皆様に披露させていただきます。

「今回娘がこうむったことは、親として決して許せるものではありません。ただ、娘にも、山口氏にも、これからがあります。過ちで、ひとりの人間の未来がすべて奪われてしまうことは私たちも望んでおりません。山口氏には、娘の心の傷に向き合いながらこれからを考えていただき、また、娘についてもそっとしておいていただければと、思います」

こういうお言葉をちょうだいしております。いずれにせよ、これから皆様のご質問を受けますので、最初に本人からまずあいさつをさせたいと思います。


山口達也さんの謝罪あいさつ

「本日は、わたくしの起こしたしまった件について、個人的なことでお集まりいただき、ありがとうございます。いま先生もおっしゃっていた通り、まだ処分が下っておりません。なので言えることは少々制限はされますけれども、これだけ世の中を騒がせてしまったこと、被害者の女性、そしてその友人・ご家族のため、そして、お怒りの方、呆れている方、心配している方、応援してくれている方のためにも、まず、処分が決まる前にわたしの口から、今日はご報告させていただくことになりますのでよろしくお願いいたします」


質疑応答

――改めてご自身から、経緯について説明いただけますでしょうか。

今年の1月の15日くらいからお酒の関係で体を壊しまして……壊したというか調子が悪くなったので、1カ月間入院していたんですけれども。それで、1カ月経って体も良くなったというお医者様の判断をいただいて2月の12日に退院することになりまして。

それで、入院時の洋服の片付けであったり、そういうことをしなくてはいけなかったので、その日は朝しか仕事がなかったもので、そこで昼ごはんを買って、そこで退院もしたし、ちょっと、お酒をちょっと飲もうかなという気になってしまいまして。それからずっと部屋で片付けていくうちについ飲みすぎてしまいまして、かなりの量を飲んだと思うんですけれども。

もうそこで酩酊・泥酔という感じになってしまいまして、その中で、その女性に電話をして、電話で話すよりも家来て話さないかということになって。被害者の彼女が、友人も連れて行っていいかということだったので、もちろんいいですよということで、家に2人でまいりまして、その時は時間はかなり遅かったようですが、警察の方から聞いているのは、だいたい20時くらいだと。

そこですごく、その時点でもう申し訳ないというか、未成年とわかっているのにそんな暗くなる頃に呼び出して、親御さんも心配するだろうに……(声をつまらせながら)そこからは断片的なんですが、被害者とそのご友人の方のお話からだと、30分くらいから1時間くらい在宅して、わたしが席を外した時に家を出たっていう、そういう経緯です。

――具体的にはどのくらいの酒量だったんですか。

えー……ごめんなさい、えーっと……あの

顧問弁護士(発言にかぶせるように)「すいません皆さん。申し訳ございません弁護士ですが、さきほど冒頭申し上げたようにあまり詳細な事実関係についてはですね、ちょっと問題がございますので」

すみません……。

顧問弁護士「さきほどわたしが申し上げたようなことでご容赦いただきたいと思います。よろしくお願いします。」

――酒量はどのくらいですか。

あのー、たぶん、焼酎のびん1本くらいは飲んでいたと思われます。

――女性には、お酒をすすめましたか。

いや、わたしは勧めていないと思うんですけれども、それもいま捜査中なので、詳しいことは申しあげられません。すみません。(頭を下げる)

――入院をしていたということですが、それはお酒、アルコール中毒ということで入院されていたんですか。

ではなく、やっぱり肝臓が疲れていたり、仕事が忙しかったので、家にいるよりは病院でちょっと休んだほうがいいよという会社の考えで、病院から仕事に通うという形をとってました。

――部屋には、3人しかいなかったんですか。

そうです。

――男性は山口さん1人だけで?

そうです。

――これまでに未成年の女性を呼んでうちで飲んだりということはあったんですか?

ありません。

――どのような形で知り合った女性を自宅に呼んだんですか?

えーと、もう以前に何度も、何度もと言っても数えることはちょっと不可能ですけれども、まあ何度も会っている女性です。

――どういう女性だったんですか?

すごくあのー……好感の持てる方です。

――どうして彼女を呼んだんですか?

あのー……

顧問弁護士「すみません。すみません。ちょっと」

そこまでは、ちょっと、今言えないようなので。ごめんなさい。

――自らの社会的立場がおありという意識はあったんでしょうか。

あのー……、つねにやっぱりこういう仕事をしているので、そういうことを意識しなければいけないんですが、あのー…やっぱりちょっと気が緩んだというか、わたし1人だけの仕事ではないっていうこと、が欠けていたんじゃないかなと思います。すみません。本当にすみません。(頭を下げる)

――アルコールに対する依存というのはあったんですか?

うーん……でも、依存的なものはないと自分では思っていて、ただ控えなきゃなっていうことは、思っておりました。

――泥酔状態っていうのは、たとえば、ちゃんと口がきけないとか歩けない状態とかいろいろあると思うんですが。

そうですね、まあ、お酒を飲む人だったらわかるかもしれませんが、あの…お店で寝込んでしまったり、どうやって家に帰ったかわからないっていうようなことが、わかる人もいると思いますけれども。でも、その、おうちに来た2人の女性とは30分くらいしゃべっているという話だったので。はい。

――記憶にないんですか。

(弁護士を見ながら)それも今捜査中で、はっきりしたことは言えません。

――その方はどうやって帰ったんですか。

あの、目が覚めたらもういなかったので。ああ、もう帰られたんだなっていう。

――女性に、何か厳しい言葉だとかを投げたという事実はありますか。

それは、ないと思います。

――今回、どうしてメンバーへの報告、あるいは事務所への報告というのが遅くなってしまったんでしょうか。

えーと……まず、事件の当日が、2月の12日。えーと…それで、わたしのところに警察から連絡が来たのが3月の末でした。それで先ほど先生がおっしゃった通り、すぐに3月の末に取り調べが始まって、でわたしの記憶が、思い起こすのに、やっぱりもう1カ月も経っていたので、やはり、その内容が内容だけに、こういうことがありましたと、すごく怖かったので自分でも。なかなか事務所の誰に相談していいかもわからず、3月の末から…でも4月の頭にはすぐに相談して。はい。

――その間、どんな思いで仕事をしていたんですか? 発覚するまで。

発覚というか、まあ…。

――報道されるまで。

振り返ると、2月の12日にそういうことがあって、わたしはまあ、それも知らずに普通に仕事をしていたっていうのが、すごく情けなくて、(声をつまらせながら)その間彼女は、本当に、あの…つらい思いを1カ月間して、したくもない話を警察の人に聞かれ、またそれを思い出して苦しむような日々を送っていたんだと思うと、もう、言葉にならないです。本当に申し訳ありません。

――当日は、女性に対して不快な思いをさせていたという意識はあったんですか。

そうですね……その話の中で、うーん、そこはまだちょっと、捜査中なので…。

――女性の方からはまったく連絡が来なかったんですか。女性から連絡が来ることもなく、気づかなかった?

なかっ…たです。はい。

――??(記者注:この部分聞き取れませんでした)おこっていられたってことはもちろん知っていた?

もちろん、知っておりました。

――警察から事情を聞かれるまでは、自分のとった行為は認識していなかったということでよろしいでしょうか。

えーと、そういう事件性があることだとは思って………おり…。

――何かしてしまったという記憶はこれまで、じゃあ。

そこまで細かい話も、ごめんなさい、いま言うことができないんですよね。

――メンバーには、どのタイミングで報告されたんでしょうか。

ええと、メンバーにも、誰にも伝えておりません。あの、こういうデリケートな話なんで、やはり警察の方とも話をして、まずは会社と自分と被害者の方で話できればという動きをしていたので。

――このような事態になって、メンバーの方にはどういう思いでしょうか。

そうですねー……あのー……うーん……ひと言では言えないんですが……そうですね。
あのー…、城島茂、国分太一、松岡昌宏、長瀬智也というメンバーで23年間、同じ方向を向いて走ってまいりました。あの、ジュニアの頃から入れると30年くらい、もう人生の半分彼らと一緒に戦ってきて、助けられてTOKIOはここまでこれました。

しかし、今回わたしのこういう身勝手な件で、彼らがどれくらいつらい思いをしているのか、どういう思いでいま彼らが過ごしているのかっていうのを考えると……どうしていいかわからないですけれども。彼らがいて、わたしがいるので。あの、彼らを、甘い考えかもしれませんが、怒ってくれるのも、もう彼らくらいしかいない歳にもなったので、彼らを信じて、もし、待ってくれている場所が、わたしの席がそこにあるんであれば、まだTOKIOとして……やっていけたらなという……本当にすみません。(頭を下げる)

――ファンのみなさんに対しては、どんな思いですか。

あの…。いつも言うように、いま、TOKIOが5人いるだけでは、もちろんこの世界にいることはできなくて、なぜTOKIOがいま5人揃って活動できるかといえば、もちろんファンの支えがずっとあったからこそです。ファンがいないとわたくしたちは活動ができません。長く活動すればするほど、いろんなファンの方が応援してくれて、もちろん、ちっちゃい子から年配の方に応援してもらえるようなグループになりました。

本当なら子どもたちの手本になれるような人間でなければいけなかったのですが、そのファンすべての人、それを支える関係者やスタッフの皆様にも、謝っても謝りきれません。(頭を下げる)

――今回報道で明らかになりましたが、報道されなければ、そのまま活動を続けるというお考えだったんですか。

それは……活動は、もちろん、大人ですので活動するにもやっぱり事務所と相談していたと思います。

――今回報道されなかったら、隠蔽するつもりだったということですか。

隠蔽ということは、ありえないと思います。

――(被害者)本人には、謝罪はできているんですか。

いまそれも警察の方とやっていて、わたしは直接にはもちろん、お話はできないと思うし、わたしの顔もきっと見たくないと思うので、いま代理の方がやってくれていると思います。

――報道される前の段階から、いつか報道したいとご自身で思われていたんですか。

それはいまは……ちょっとわからないです。こういうことが起こってしまって、3月の後半にこういうことになって。まだバタバタバタバタ…捜査をしている最中なので。そこまで…どうしようかというところまで考えられたとは思いません。

――被害届は取り下げられていますか。

はい。被害届はもう取り下げられました。

――示談は成立していますか。

(弁護士に)ええと、言って大丈夫なんでしょうか。

顧問弁護士:えーと、ちょっと示談の内容については詳しい話はできませんけれども、いずれにせよ、先ほどのコメントにあるように、被害者の方のお許しは得ています。

――書類送検に際して、厳重処分がついていますけれども、その点について教えてください。

あ、どういうことでしょう。

――書類送検の際にいろんな種類があるんですけれども、今回「厳重処分」という重いものがついていまして。

はい、…ちょっとそのへんもわたしは、把握しておりません。

――相手の女性の被害の意識が強い点というのは、どの点なんでしょうか。

もちろん、その、保護しなければいけない立場の大人が、まあどんな理由であれ、呼び出したということ、ですね。そして被害に遭わせてしまったということだと思います。


――親御さんの文章に「娘の心の傷」という言葉がありましたが、これをどう受け止めますか。

あの、いつもそれは、警察の方に初めて会って事情聴取が始まってからは毎日のように考えていて、先ほども申し上げました通り、簡単にあの「心の傷」というひと言ではきっと済まされないことで。…うちに来る、「来れば?」っていう時に、やっぱり断れなかったこともあるだろうし、あのー…未成年からしたらやっぱり大人の男性は怖かったんだろうなって……いうことを、後になって。もしかしたら、一生…忘れないっていうことだったのかなあっていうことを考えると、本当に申し訳ないなと思います。(頭を下げる)

――なぜここまでに、お酒をコントロールできなかったのかと自分で思ってらっしゃいます?

やっぱり、自分の……甘さですね。

――お酒の飲み方というのを原因に挙げてましたけれども、以前からそういう無茶した飲み方をされていたんですか?

そうですね……もうここ数年はないですけれども、若い頃はやっぱりそういう時代もありますし、先輩と飲みに連れて行っていただいたり、あの、仕事仲間と飲むっていうことはたくさんありましたけれどね。

――じゃあ入院してた時は一切飲んでなくて、退院して飲んだということですか?

退院した日に飲んだということです。

――(事件当日の)細かい記憶はあまりお持ちでない?

そうですね。

――30分から1時間の間で、まるっきり記憶としては抜けているということですか?

えー…それもちょっと捜査段階なので。ごめんなさい。

――何か強要してしまったとか、そういう記憶というのはありますか?

それも申し上げられません。ごめんなさい。(頭を下げる)

――肝臓が悪くての入院なんですか? それともアルコール依存での入院なんですか?

えーと、肝臓の数値が高かったので。薬を飲みながら、えーと、あとは家に帰って、ちょっと飲んでしまうことを避けるために病院で寝ようと。で、あのー、食事も仕事の合間に摂りにいくような感じで、バランスの取れた食事を摂るために、病院に入院というか、そういう形をとっていました。

――国分さんが朝の情報番組(ビビット)で、お酒の問題を抱えているというお話をされてましたけれども、そういうことはありますか。

まあ、飲みすぎないように、とはいつも会社には昔から言われておりました。

――病院に通われているのではないかということも朝の情報番組では話されていましたけれども、そういうことはないんでしょうか。

あの、今申し上げた通り、肝臓を休ませるための入院です。

――今回の件に関して、他のメンバーのみなさんと直接お話をなさいました?

まだ、会えてないです。

――お話も?

はい。

――TBSビビットですが、今朝の放送で(国分)太一さんが山口さんへの思いを語りました。その放送はご覧になりましたか?

あの……昨日の仕事が終わったのが18時半くらいだったと思うんですが、それから事務所のマネージャーさんにその話を伺って、そこから、あのー……今日記者会見やるかどうか、いろんな話し合いをしまして、メンバーにも、メンバーからメールが来てるかどうかっていうのも、実はとてもそういう心境になれずに、携帯も開いておりませんし、テレビをつけることもありませんし、新聞や雑誌も見ることは一切しておりません。

――無期限謹慎、今後も含めてご自身どういうふうに過ごしていきますか。

謹慎……。謹慎が明けるっていうことは、いまそこまでは考えが至っておりません。そこはわたしが決めることではなくて、被害者の女性、そしてそのご友人、ご家族の心の…心がおだやかになって、その…いわゆる今回の件以前のような生活をできることを願いつつ、あの…毎日反省する時間を過ごしたいと思います。

――未成年と共演されることも多いと思うんですが、山口さんにとって女子高生とか未成年ってどんな存在なのでしょうか。

女子高生、とかそういう限ったことでは見ていないですね。はい。仕事なので。

――家に来た女性は二人とも面識があった?

そうですね。

――2人とも面識があって、2人とも未成年ですか? 何歳と何歳か教えていただけますか。

えーと、報道を聞いてから知ったんですが。わたしは、未成年ということしか把握しておりません。

――お2人とも仕事関係で知り合われた?

えーと、それもいま、捜査段階なので。はい。すみません。

――退院なさった後、家にすぐに帰られて。何か番組などに出演した後にお酒を飲んだわけではないんですよね?

その日は朝の番組があったので、それが終わって帰って参りました。

――被害者のお母さんが山口さんの家に迎えに来たって、記憶にありますか?

いや、そこも、ちょっといま、お話…わたしからお話することはできません。ごめんなさい。(頭を下げる)

――被害女性が、どういう感情かわからないですけれども、お母さんに助けてという主旨の電話をしたっていう話があるんですけれども、記憶にありますか?

それも、ちょっと申し上げることはできません。すみません。(頭を下げる)

――さきほどからお酒の話が出ていますが、どうして今回のことを招いたとご自身で考えてらっしゃいますか?

やはりその、せっかく体を治すために入院していたのに、退院してきたその日に飲んでしまうっていう、やっぱり、自分の甘さが招いたことだと思っています。

――「このまま何もしないなら帰ってください」という言葉を女性にかけた記憶はありますか?

そこもちょっと、申し上げることはできません。ごめんなさい。

――今回の女性以外に、女性を呼ばれたことってありますか?

ございません。

――“自分の甘さ”って何度もおっしゃいましたけれども、その甘さはどこから来ているんですか? 何か原因っていうのはあるんですか?

(首をかしげながら)いやー……それは、自分が持っている性格だと思うんで、はい。どうしても前向きに考えてしまうんで、うーん…やっぱりその、反省はもちろんしますけれども、前向きに生きていかなければならない仕事ですので…。

――プライバシーのことで恐縮ですけれども、ひとりで暮らしてらっしゃる、そういった寂しさですとか、そういう思いがお酒で癒やされるとかそういうことはありますか。

それはありません。

――今後お酒はどうされます?

えーと、相談して…もう今回こうやって警察のお世話にもなって、はい。一番大事なのはやっぱり、あの、被害を受けた方とそのご友人がいるっていう、これだけ大きな事を起こしてしまったので、あの……もちろん、今は絶対飲まないと決めて、今後どうやってやっていくかっていうのを考えていかなければいけないと思いますし。それはまだ、いまはそこまで考えは至っていませんが、今は飲まないと決めています。

――今回自宅に呼んだのは女子高生ということですけれども、未成年の女性2人。他にお呼びする人っていうのはいらっしゃらなかったんでしょうか。

あの、それも捜査段階なので。あの、彼女はいません。

――お子さんにはどのように説明されますか。

まだしておりません。誰ともしゃべっていないので。

――未成年を家に上げたのは初めてでしょうか。

はい。

――男の子ですとか、普通に自宅で遊ぼうというような理由で、ということもなかったですか。

ないです。

――本当に初めて訪れた2人ということですよね。一度もなかった?

はい、そうです。

――つい昨日まで朝、生放送の番組に出演して仕事をされているわけですが、あらためて、どういう気持ちでお仕事に臨まれていたのか教えてただけますか。

いや……ほんとにあの……。視聴者の方とか関係者の方には申し訳ないなという気持ちで、毎日過ごしてまいりましたが……やはり、わたしもプロとして仕事をやらせていただいているので、そこでおかしな行動であったり発言であったりすることは、スタッフや視聴者の方、ファンのみなさんに失礼にあたるので、反省しながら、でも仕事はしっかり今まで通りやる、ということを決めて、はい。やってまいりました。

――(??)しながら仕事に臨まれていたということですか。

仕事の時はそれを考えていると集中できないので、終わってからとか、家に帰ってからは反省する日々でした。

――かなりの多くの影響が出ていますが、そういったことも頭の中をよぎりながらお仕事をなさっていたということでしょうか。

そうですね、もう…はい。仕事はやっぱりやらなくてはいけないんで。はい。いただいた仕事は、一生懸命やっていました。

――今朝の放送で(国分)太一さんは、涙ながらに「悔しい。でも、連帯責任」という言葉を繰り返していました。放送前、放送後、スタッフひとりひとりに頭を下げて、涙を流していました。あらためて、太一さん、それにメンバーのおっしゃりたいこと、そして、どんな思いが今ありますか?

もちろん、先ほども述べた通り、あの…5人がいてTOKIOで。彼も毎朝生放送をやっていて、彼がどんな気持ちで……ちょっと番組は見れなかったんですが、どういう気持ちでわたしのことを説明するのか、少ない情報の中で、彼なりにわたしのことを解釈して……。直接話はできていませんが、申し訳なかったっていうのと、わたしの代わりに、先に世の中の人に伝えてくれてありがとう、っていうのと……感謝、の気持ちですね。

――さわやかなイメージの山口さんが、今回のことで、ファンの皆さんが本当にショックを受けているんですね。この姿をいまファンの皆さんもご覧になっておられると思うんですけれども。あらためてファンのみなさんに。

そうですね。あの……先ほども言いましたけれども、まずは、本当に、ほんとに申し訳なかった。(頭を下げて)本当にごめんなさいって……ことと、あの…それでも支えてくれる人がいるかもしれないし、それこそ、怒鳴りつけてくれてもかまわないし、いまファンの人、この会見を見ているすべての人がいろいろな感情でわたしのことを見ていると思いますけれども。これから……どうしていくっていうのは、わたしには言う権利はないですけれども、あの……ファンがいる限り、山口達也で、そしてあの、TOKIOでありたいなという気がしています。

――今後こういうことがないようにどう取り組んでいこうと思いますか

気持ちを律して、自分に甘えることなく、なにか気持ちが揺らぎそうになったら、支えてくれるメンバーや関係者、TOKIOのみんな、そして、今一番つらいであろう被害者やご友人を忘れずに行きていこうと思います。

今回こういうことで、世間のみなさんにご心配をかけてしまいました。いまの段階では、ここまでしかお伝えすることができませんが、被害者やご家族がまだ苦しんでおられるので、公の場に出なければと言う思いで、こうして出てまいりました。今後は……どのような形かわかりませんが、ご報告いたしたいと思うのと、被害者のご家族の言葉にすごく救われました。本当に申し訳ございませんでした。

[工藤ひろえ]