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学研のおばちゃんからダウンロードに!? 「科学と学習」や「ひみつシリーズ」など懐かしの学習漫画を電子書籍で復刻する「もう一度見たい! あのころの学研」が本日18日(月)開始

[2018/6/18 19:40]

 学研ホールディングスのグループ会社、学研プラスが、懐かしの学習まんがの数々を電子版で復刻するシリーズ「もう一度見たい! あのころの学研」を6月18日(月)よりスタートしました。第1弾はひみつシリーズから「できるできないのひみつ」と1976年、1977年の「5年の科学」に連載されていた学習まんがを1冊にまとめた「内山安二コレクション1」の2冊。以後もシリーズ作品を続々リリース予定としています。

 「もう一度見たい! あのころの学研」は、人気がピークにあった1970年代の「科学と学習」で連載されていた学習まんがを中心に、同時期に刊行されていた「ひみつシリーズ」なども含め、順次復刻を目指す電子書籍シリーズ 同社では「子供時代に夢中になった遠い懐かしい記憶、ドキドキとワクワクを思い出していただけたら幸いです」としています。

 「科学と学習」は小学生向けに学年ごとに発刊されていた学年誌で、「学習」は1946年に、「科学」は1963年に創刊。1970年代から1980年代にかけて、子供たちの定番の読み物として人気を博しました。

 「科学」「学習」各号には、それぞれの学年に合わせた学習や実験ができる付録が毎月付いていて、これが当時の子供たちの心を捉え、最盛期の1979年には「科学」と「学習」12誌合算で、1カ月に670万部発行という記録をうち立てています。やがて少子化の影響から部数は減少し、2010年に休刊しました。

 一方、「ひみつシリーズ」は、小学生の関心あるテーマや疑問を、まんがと図解イラストでわかりやすく解説した学習児童書で、1972年に刊行が始まりました。当時の漫画そのものに否定的な意見が多かったものの、学習まんがということから父兄にも受け入れられ、読者である子供たちからも熱い支持を集めました。「ひみつシリーズ」は全76タイトルが発売、2003年から「新・ひみつシリーズ」に引き継がれ、累計発行部数は2,300万部を突破し、親子2代で愛されるシリーズとなっています。

 今回の「もう一度見たい! あのころの学研」では、「科学と学習」からは、当時、絶大な人気を博しながら、単行本としてなかなかまとめられる機会のなかった作品のうち、“学習まんがの立役者”内山安二氏の作品群から復刻スタート。「ひみつシリーズ」からは、人気が高く、学級文庫などでも長年愛された「できるできないのひみつ」などが復刻配信されます。

 また、「科学と学習」の学習まんが作品や「ひみつシリーズ」に限らず、作品によっては関連する「おまけコンテンツ」も収録。さらにさらに、まんが以外にも、懐かしのシリーズ単行本や幻の作品なども配信予定としています。

できるできないのひみつ (もう一度見たい!あのころの学研)

 なにかというと“できっこないす”と言うデキッコナイスも健在。まんが本文のほか、この話のもととなった「5年の科学」連載のまんが「玄海とイドムンコスキー」も「特別ふろく」として収録されています。希望小売価格は864円(税込)。

内山安二コレクション 1(もう一度見たい!あのころの学研)

 1976年、77年の「5年の科学」に連載された、内山安二先生の「量貫さんと弟子立太」「不思議な国の元照さん」の二本立て。さらに、貴重なイラストページも収録されています。希望小売価格は864円(税込)。

[古川 敦]