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日本列島の東から西に向かう異例の進路 強い台風第12号の予報を気象庁が発表~「市町村の避難勧告などに従って、早め早めの避難を!」

[2018/7/27 22:40]

 気象庁が27日、日本に接近している強い台風第12号概要や留意事項を発表しました。27日12時現在、台風は小笠原諸島付近を北上しており、今後、速度を上げながら北上し、次第に北西のち西よりに進路をかえて、28日(土)午後には強い勢力を維持し、関東甲信地方にかなり接近し、29日(日)明け方までに東海地方または西日本に上陸する見込みで、29日(日)は西日本付近を減速しながら西へ進むと予報しています。

 台風接近前から、東日本付近では台風北側の雲域が27日夜からかかり、さらに湿った東よりの風により東斜面を中心に大雨となるおそれがあり、その後は台風周辺の雨雲により、29日(日)にかけて東日本と西日本を中心に非常に激しい雨が降り、局地的には1時間80ミリ以上の猛烈な雨となる見込み。

 29日(日)12時までの24時間の雨量が多いところで関東甲信地方で300から500ミリ、東海地方で300から400ミリ、近畿地方と中国地方で200から300ミリなど広い範囲で大雨となるおそれがあります。

 東日本と近畿地方は台風の接近に伴い、風が急に強まり、28日(土)昼過ぎから29日(日)にかけ、猛烈な風が吹き、海は猛烈なしけとなる見込みです。28日(土)前後は大潮の時期にあたり、東日本と西日本では、台風が接近する時間帯や満潮の時間帯を中心に高潮のおそれがあります。

 気象庁では、大雨による土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫、暴風、うねりを伴った高波、高潮に厳重に警戒し、落雷、竜巻などの激しい突風に十分注意し、危険度分布を活用し、市町村の避難勧告などに従って、早め早めの避難を呼びかけています。

[古川 敦]