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「ゴジラ」が日本の怪獣史上初の“星座”に! NASAの“ガンマ線天体”研究チームが「ゴジラ座」を認定~放射熱線がガンマ線バーストに類似。「超人ハルク」など22の新星座

[2018/10/18 18:06]

 東宝が18日、「ゴジラ」が米航空宇宙局(NASA)と世界の研究機関からなる「フェルミ・ガンマ線宇宙望遠鏡」研究チームから“星座”に認定されたと発表しました。

星座をかたちづくるガンマ線天体(NASA提供)

 今回「ゴジラ」が認定されたのは、フェルミ・ガンマ線宇宙望遠鏡を搭載した観測衛星の打ち上げ10周年と、人間の肉眼で見える星の数に匹敵する3,000以上の天体を発見したことを記念して新たに作成された「ガンマ線天体を線で結んだ22星座」。なお、「オリオン座」「カシオペヤ座」など、一般的に知られている88の星座を定義しているのは、別組織である国際天文学連合(IAU)です。

 選定の理由は、チームの研究対象である高エネルギー天体(ブラックホールなど)の周囲で発生している、ガンマ線粒子がジェット状に光を放つ「ガンマ線バースト」と呼ばれる現象が、「ゴジラ」が放つ放射熱線と類似していることによるとのこと。今回発表された22の星座は、「超人ハルク」、「星の王子さま」など、宇宙やSFに関連があるキャラクターも含まれています。

 NASAでは「ゴジラは映画界で最も有名なモンスターの1つに数えられ、日本の大衆文化の最も象徴的なシンボル。ゴジラのトレードマークとして放射熱線があり、これはブラックホールと中性子星に関連する『ガンマ線バースト』と類似しています。フェルミ(宇宙望遠鏡)のガンマ線観測では、毎日、宇宙のどこかで発生する巨大なバーストを記録していますが、これらはゴジラさえ嫉妬させるでしょう」とコメントしています。

ゴジラ座イメージ(NASA提供)
[古川 敦]